日本にある宗教
時代によって人は左右されますよね。その時代を作るのは権力者やそれにひれ伏し良い悪い関係なく執行するお役人さま達です。その時代では、名誉や賞賛されった行動が、先の大東亜戦争で負けたためだけで、その行動が罪になるんですから。
赤穂浪士のAKR47といえば知らない日本人はいませんね、日本三大仇討ちのひとつ。でもその行動を今の時代は許してはくれません。弱い立場の人間が、権力者によって人生をねじ伏せられ、その事に執念を持って周りの人や子ども達が仇を討つ。
それは明治時代までは賞賛されていた行動で日本人は認めていたんです、「弱いもんいじめした罰だ」と。日本には三大仇討ちという言葉すらあります。一つがここ赤穂浪士の討ち入り、「 伊賀越の仇討ち・鍵屋の辻の決闘」、そして「曽我兄弟の仇討ち」
【判官贔屓】という言葉が日本語にあるように、弱い立場の人を応援するのが日本民族のあり方です。「田舎侍」と罵られ、江戸城でのしきたりや権力で頭ごなしに押さえつけられた赤穂藩のお殿様。ふつふつと湧いて出た怒りが、江戸城での刀を抜く殺傷事件になります。「殿中でござる」江戸城で刀を抜くのはご法度、そのためお家取り潰し、赤穂城がこのときなくなった。
この物語が江戸時代語り継がれて、私たち日本人は赤穂浪士たちAKR47に肩入れをしてしまうのです。なんで都に近いだけの田舎が良くて、兵庫だか岡山だかわからん赤穂が田舎扱いされなあかんねんと。そういうことです、知らんけど。
私たち日本人は土着意識が高くて、どうしても身近な地域を応援してしまいます。だから春夏の甲子園が人気があるのです。また自分たちとおんなじような境遇の人たちに共感してしまう民族なんです。だから、災害が起ころうが我先にという行動はとらないのです。
われ先には外道の考えと。ましてやテロまがいの行動でお店を非常時だからと壊す人間など、平和ボケと言われようが存在しない。そんな行動が、世界の他の民族ではニュースになり驚きになるのが不思議なんです、人として当たり前でしょと。弱い立場の人たちをまず優先させる、それができない民族がいることすら不思議なんですから。
生きること辛い時には友がいる
何か起これば、すぐに飛んで来てくれる友がいるのが私たちです。仇討ちがなぜいけないのか? 世界の常識では通用しないのかも? しれませんが、日本では認められる行為なんです。基本、弱いものいじめをした人たちは、仇討ちで命絶たれて当然だと。いくら東大出て官僚になってえらそぶっても「そんなもんおサトが知れてる」と日本では言うんです。
また日本には恨みつらみを怨念で晴らすという行為があります。それが御百度参りや陰陽道であったり、密教の呪い術であったりするわけですね、これも宗教とは言い難いとおもいます。
【仇討ち】が今の日本では少し通用しなくなっていることも現実でしょうが。私たちのDNAの中には権力がある力と金を持っているものに、ひれ伏すのはよしとしない遺伝子を持っているんですから。そのことを解っていないと、日本では生きていけませんから。
なぜ一千年近く前の仇討ちや赤穂浪士の身をやつしてまでも主人の仇を討つ行為が語り継がれているのか。それを他の世界の人たちに教えないといけないですね。たとえ自分の命を投げ打ってでも、守る「義」に生きたのが赤穂浪士。
人として地に落ちた行動をすると、痛い目に会って当然だと分からしめる。私たち日本人は、大東亜戦争時代にナチスドイツからの迫害に怯えていたユダヤ人達を助け出しました。そのユダヤ人が作り出した原子爆弾によって、何の罪もない人や街を根絶やしにされました。でも、それに対してテロだ犯罪だとは追求してはいないのです。
世界中を敵にまわしても、必ず護るものがある
仇討ちとはそういうことです。そして日本には恩を仇で返すという言葉がありますが、英語には恩、仇という言葉はありません。そういう概念がないのです。
元禄15/1702年12月14日は「討ち入りの日」です。 赤穂では討ち入りのこの日、赤穂城跡からAKR47に扮した人たちが今でも出てくるのです。このお城の周りはいまは空き地になっていますが、赤穂浪士の住む屋敷があり城があった場所です。
日本では、AKR47のように日本のためお国のために労を尽くした人たちを神社におまつりするという感覚があります。神社を宗教だという人がいたりするからおかしな宗教と思われるのです、神社はお墓だと思えばいいんです。お墓はお寺さんでは、それは明治時代にお寺と神社を分け隔てて区別することで利権を得るお役人たちによって変えられた文化です。
先の大東亜戦争で神風として特攻をした人たちを祀る靖國神社にまいることにいちゃもんをつける第三国人がいることに憤慨します。アジアがこれ以上、西洋人の植民地にならないように戦ったのが日本民族だぞ、それをお前らにとやかく言われる筋合いはない。ことほど左様に神社を宗教だと言ったり、お寺を朝鮮半島からの文化だと言ったりするから、宗教による戦争が起こるんとちゃいますか。
赤穂城の東には、今では赤穂浪士を祀る赤穂大石神社があります。そこには風が吹いているだけです。ご祭神は大石内蔵助良雄以下AKR47
赤穂城跡〒678-0235 兵庫県赤穂市上仮屋1424−1
開門時間/ 9時00分~16時30分 入場料/0円無料