ひとりのアイディアからはじまった
農協研修で訪問した旧ユーゴスラビアのひまわり畑に感動した当時の北竜農協職員・四辻進さんが、この地で昭和54/1979年ひまわり栽培を手がけたのが始まりの「ひまわりの里」
農協婦人部による１戸１アール運動が展開し、まちおこしボランティアグループ「北竜町竜トピア会」を設立。そして昭和62/1987年に記念すべき「第１回ひまわりまつり」が開催されたのです。
今では観光スポットとしてひまわりの大規模栽培をしている地区は全国各地にあります。その先駆けとなったのが、ここ北海道の「ひまわりの里」なのです。
当時はまだ観光のために田畑を花で埋め尽くすなんて考えはなかったこと。30年以上を経て、今ではこの取り組みの素晴らしさを実感して観たいですね、北の大地北竜町に行って。
真夏の太陽を浴びるひまわりは命の元気パワー
馬車でゆったりと岡をめぐるほど広さは十二分にあります。ひまわりの間をサイクリングもできます。私が訪れた時に感動したのはボランティアで北竜町の中学生たちが熱心にひまわり栽培について語ってくれたこと。
【世界のひまわり】と言って、珍しいひまわりも見せてくれました。「赤いひまわりは幸運を運ぶと言われています」と中学生の子から教えていただき、生まれて初めて赤いひまわりを観ました。その年は確かに良いことがありました。
このひまわり畑を管理維持しているのが地元のこうした生徒さんやボランティアの方々、そうした地域ぐるみの活動に感動を覚えたました。自分たちが住むところをみんなに観てもらいたい、良いところなんだと。
残念！ 2020年はひまわりの作付けもありません
北竜町の熱いおもひが詰まったひまわり畑。なんと2020年は『第34回ひまわりまつり』は開催中止が決定だそうです。中国発武漢熱肺炎が原因で各地でお祭りが中止になるなか、仕方ないことではありますが。30年以上ひまわりを咲かせてくださった人たちと畑に2020年は休んでいただいて、2021年また素晴らしいひまわりの岡を魅せてもらいたいなぁと。
北竜町はメロン栽培でも有名です。美味しいですヨォ。なぜ私はこの地を知ったのか、それは雨竜沼湿原を訪れた時に「せっかく北海道に来たのだから是非寄らないと」と地元の方にススメられて、それから何度かお伺いしています。竜という文字は吉兆の文字、パワースポットでもありんす。
北竜町ひまわりの里〒078-2511 北海道雨竜郡北竜町 板谷