下鴨神社相生社
下鴨神社は縁結びのご利益があるとよく言われます。下鴨神社は京都らしい大きな神社さん。実は下鴨神社というのは通称で、正式には賀茂御祖神社/かもみおやじんじゃと言います。摂社一つひとつまわっても、ご利益がありそうなところばかり。そんななかでも人気が高いのが「相生社」。
相生社は、産霊神/むすびのかみの霊験によって縁結びのご利益があるとされているのですが、この産霊神=神皇産霊神/かみむすびのかみであるのです。神皇産霊神(神産巣日大神)は産巣/ムス+日/ヒ。万物を生成し結びつける働きがあるのが、かみむすびのかみ。その神を祀る相生社は人とのご縁を結ぶ縁結びのご利益で信仰を集めるようになったものです。
御神木は連理の賢木
相生社のお隣には「連理の賢木/れんりのさかき」という御神木があり、2本の木が途中から1本になって結ばれている様子は神皇産霊神の御神徳、霊験の現れと言われています。その根元には子供の木が芽ばえています。このご神木に縁結びや安産・育児・家庭円満などを祈願すると霊験あらたかと歌謡にまでうたわれていて、昔から京の七不思議の一つに数えられています。
この御神木は実は四代目で、代々境内の「糺の森」に生まれるのもまた、不思議です。
恋愛復縁のパワースポット
「良い人と巡り会いたい」「ずっと仲良しでいたい」「子どもとの縁が欲しい」「仕事の縁が欲しい」と思いながら、縁を結ぶためにあるのが紅白の紐がついている絵馬。良縁に思いを込めながらはずれないように結ぶことにみなさん、いいお顔されてます。そして結んだ絵馬を奉納するのです。↓
絵馬を奉納するのには男女で違います。社の前に立ち女性は反時計回りで、願い事を唱えながら社の裏にある絵馬掛け場所をすぎて連理の賢木へと二周します、そして3周目に絵馬掛け場で絵馬をかけます。男性はその逆の時計回りで。
可愛いお守りと縁結びおみくじ
ここの特徴の一つにカップルも多いということ。絵馬を奉納した後に、連理の賢木に結び付けられている二本の紅白の紐を二人で左右から引くと良いと言われています。
授与所には柄が個々違うちりめん生地のひめお守りや源氏物語にちなんだ「縁結びおみくじ」があります。これを観てるだけでも、なんだかしあわせな気分にさせてくれますよ。ぜひ素晴らしい「結び」のご利益をいただいてください。
下鴨神社相生社〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町