縁結びの聖地として有名な江島神社
江の島って海岸だと思っている人、江の島って島どこにあるのと思っている人、江の島=サーファインって人、江ノ島ってカップルの聖地だと思っている人、江ノ島って江ノ電しかイメージしない鉄郎に鉄子さん、、江の島のイメージって人それぞれ違う。
そんな中でも江の島=超パワースポットと知っている人が意外と少ない。もともと江の島は島で、関東大震災の時に岩盤が隆起して岩の海辺までできたしまった断崖絶壁もある島。その江の島には【江島神社】と呼ばれるお宮さんがあります。江島神社と書いて「えのしまじんじゃ」と読みます。元々は隆起する前の島にはイタリアの「青の洞窟」のような船でしかいけない洞窟「岩屋」があり、そこの奥に空海や日蓮が修行した祠があったそうで、そこがのちに信仰の対象となり、源頼朝も祈願したとの言い伝えがある場所。
関東大震災以前は海の中の洞窟なので、人が自由に往来するなんて不可能なので、江の島の島の中に祠ができた。それが江島神社、えのしまじんじゃ。神社といっても、元々は仏教の神様弁財天・弁天さまを祀っていた祠。弁財天さまの真言「おん。そらそばてぃえい、そわかぁ」と唱えてくださいね。弁財天さまは仏教の神さま。日本人でもこのあたりが???となるんですが、最近の明治時代になってからこの???が出てくるように。
お寺の中に神社、神社の中に仏教の神さま
明治の神仏分離令が出されて、神道と仏教を確実に分けようとした政策が間違ってた。まぁこれも神道天皇家のために意図的に分けたのだという説もあるけれど、私はあまり陰謀説は信じない方なので。もともとお寺と神社は表裏一体で分け隔てることなどなかったのが日本の江戸時代末まで。
このお寺さんを、神道から分け隔てたため、歴代天皇がいらっしゃるお寺さんに、今上陛下/きんじょうへいかがお参り出来ないと言う弊害も生まれています。
人さまが何よ信じ、よりどころにしようが、他人様がとやかくいう筋合いのないもの。まぁ歴史を改竄しようとするヤカラもいる世の中で、ホントに何がただしのかをみるのは、少し大変だけどね。例えば弁天さまを信仰したのは平家。その証拠が嚴島神社(公式表記)一般的には安芸の宮島、厳島神社。弁天信仰の平家を滅ぼした源頼朝が弁天信仰?
江ノ島エスカー乗ってまずは恋のパワースポット
江ノ島にしかない「エスカー」に乗ってたどり着くと【辺津宮・へつのみや】さん。その前にぜひココを押さえておきたい場所が【銭洗い弁財天の白龍王黄金浄水】↑エスカー降りてすぐの池。驚きはおさいせん箱が池の中。ここを外さずにシュートできたらあなたはスゴイ。
白い龍は弁天さまのお使い。雲、雨、嵐を引き起こす偉大なものの象徴が龍神さま。ここでなぜ? 自然災害を起こしそうなものがどうして神さま?? 日本では自然全てが神さま。
この白い龍は以前は江の島の岩屋洞窟にあったものを、ここにお祀りしたそうです。ここの黄金水と呼ばれる水で、お金を洗うと金運向上のご利益があるとされています。
辺津宮さまは、旅の安全を守ってくださる神様。宗像三女神のお一人田寸津比賣命さまが祀られています。航海、水の神様でいらっしゃいます。おなじくサラスバティー川の守り神である弁財天さま。奈良時代から信仰されていた井戸、ため池、海の守り神である弁財天さま。だから海や池に弁天島があるわけですね。
辺津宮さまのお隣には本家本元・弁財天さまを祀るお宮さん【奉安殿】↑があります。ここは外せない超パワースポット。妙王弁財天さまのご利益は芸能、音楽、勝負運。拝観時間は午前8時30分~午後5時。拝観料は大人200円、中高生100円、小学生50円。
なぜにカップルだらけ?
江の島は恋人たちの島と呼ばれています。その象徴が根っこが繋がった2本の銀杏の樹、御神木の【むすびの樹】↑ピンク色の絵馬が所狭しと授けられています。これ読むのも楽しいんだよねぇ。
【中津宮・なかつみや】↑へは辺津宮から歩いて約5分。美しい女性で絶大な神力をもった市寸島比賣命・いちきしまひめのみことを祀っています。女子力アップのパワースポットといわれています。お宮さんにお参りする時、あなたはどうします。お寺さんでは願います、神社では感謝の意を表すって感じが良いですね。「いつもお守りくださりありがとうございます」とか「幸せになります」とか。
市寸島比賣命は、弁財天と同じかみとみなされることも多い神さまです。たぶん、ここに古くは弁財天さまが祀られていて、明治の神仏分離令で市寸島比賣命に代わったのだとすれば、ここが超パワースポットと言えるかもしれません。
江の島名物【たこせんべい】を食べる
江の島頂上にある「丸焼きたこせんべいのあさひ本店頂上店」↑写真には行列ができていますが、並んでも食べる価値あり。たこを数匹丸ごと200度近い鉄板で薄くプレスしたたこせんべいは絶妙の味。美味しい。
静寂な気が漂う奥津宮
海をお守りになる女神、多紀理比賣命・たぎりひめのみことが祀られています。ここまで参拝すると、宗像三女神全てにお会いしたことになり、ご利益もアップ。
その横には龍が乗っかってる【龍宮・わだつのみや】があります。この龍宮は江島神社発祥の地である岩屋洞窟の真上にあります。岩屋に行けなくても、ここをおまいりして、弁天さまにごあいさつ。
この先に進むと岩屋洞窟へと向かいます。ただし、アップダウンの激しい道ですから水分補給と休憩は忘れずに。じゃぁ行ってらっしゃい。→岩屋
美しい弁天さまがいらっしゃる江の島奉安殿〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2丁目3−8
日本三弁財天は今では日本四大弁天とも呼ばれます
日本では三という数字が好きで、三大なになにが多いのですが、その中が時代によって変わったりします。弁財天・弁才天を祀る四寺社を「日本四大弁天」と言います。ここ神奈川県江の島の江島神社、広島県厳島の厳島弁財天本堂嚴島神社、奈良県の天河大弁財天社、滋賀県琵琶湖の北にある島・都久夫須麻神社竹生島神社。YouTube 1/fのゆらぎ波の音「江ノ島海岸>片瀬海岸」