甲子園といえば知らない人はいない聖地
阪神甲子園球場といえば、阪神タイガースファンでなくても一度は行ってみたい聖地。今では高校生の部活のトップを決める大会が「ダンス甲子園」「書道甲子園」「そろばん甲子園」なんて言われてたりするくらい普通名詞化してる。部活は教育活動の一環で、人として成長するための手段のひとつだから。
そのため春、夏の甲子園球場で行われている高校野球大会のために、高校球児が甲子園球場使用料金を払うわけでもなく、阪神電車で観にきてもらえるから? と太っ腹の無償提供の阪神電車さんなのである。このへんが何でもお金に換算しない日本的な精神ですよね。あぁ、栄冠は君に輝くと。
野球が好きな子どもたちにとっては、甲子園と言う言葉は特別な意味がある。檀家のお寺さんの境内で野球をしてた小学生に「僕、甲子園にいく」と言われたことがあった。その彼はなんとプロ野球選手に成り、甲子園でも活躍していたので驚いた。もちろん今でも応援している。
さいたさいたま、映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』での「甲子園」は、大阪に刃向かう人たちの牢獄みたいに描かれています。関西人にとっては憤懣もんで、阪神甲子園球場は大阪のもちもんではない、まぁここでは植民地?。
と言うか阪神甲子園球場の立地は兵庫県の酒どころであり京都の西にある宮さんと言う由緒ある地名・西宮市にある。大阪市と西宮市の間には、大阪の植民地と言われる兵庫県尼崎市06がある。まぁ関東圏の川崎市って東京都の何区と関西で言われる程度の、どっちともとれる絶妙な組み合わせ(^○^)
高校野球をテーマにしたマンガも多い。阪神甲子園球場が、2024年100歳になると言うことで、記念サイトができていて、その中ですごいのをみつけた。
ドカベン、巨人の星、ダイヤのA、ダイヤのAエースオブダイヤモンド、タッチ、H2、MIX、プレーボール、RooKIESルーキーズそんなマンガの名シーンを集めたコラボユーチューブ動画が出来上がっている。「聖地・甲子園篇」「友情篇」「応援篇」「出場篇」「ドカベン篇」、2024年1月現在でまだまだ続くらしい。是非ご覧になられたら、キャッチボールをしたくなります。あ、なんでやねん野球部だけかぁ。
阪神甲子園球場には応援がよく似合う
高校球児だけのための甲子園ではない、そう応援をする姿を間近で観るのも球場での楽しみのひとつ。自分たちの高校を応援しようとブラスバンド部や応援団、チアガールの高校生たちの姿がすごい。独自の曲目設定、人文字を作る、広島宮島名物のしゃもじを叩いての応援、エイサーでの応援、郷土色が出てもうスゴイ、楽しい。
岩崎良美さんが歌う『タッチ』の曲が、ブラバン応援曲にアレンジされたりしてて、それ聴きながら高校野球アルプスで観てたら、なんだか泣けてきて。高校野球で岩崎良美さんご本人が歌うなんてことは不可能だろうけど、阪神タイガースの試合で2023年6月ご本人が『タッチ』を歌っていたのには感動したわぁ。今度は青柳晃洋投手先発の時に、明石家さんまさんの『ミスターアンダースロー』やね。
もちろん高校野球だけでなく阪神甲子園球場をフランチャイズにする阪神タイガースの応援もすごい。コロナの影響で自粛されているが、ラッキー7の【風船あげ】は、本家・広島東洋カープをしのいでの爽快感。これを観るためだけに、関東から来た西武ファンの友人がいました、試合そっちのけでしたけど。この風船あげ、タイガースより過激な応援と呼ばれる広島東洋カープの応援で赤い風船をあげたのが最初,しらんけど。
元祖はカープじゃけんのぉ。でも甲子園はカラフルな風船をスタンド全体であげるようになった、少しだけオシャレ。大阪のタイガースファンは黄色だけあげます。今度、阪神VS広島戦で、両応援団一斉に風船あげなんて企画して欲しいのですが。
また甲子園は野球だけでなく、アメリカンフットボールの大学日本一を決める場所としての「甲子園ボウル」が12月にあります。
野球が開催されていない時こそ甲子園歴史館
以前は阪神甲子園球場の外野スタンド下にあった甲子園歴史館。2022年3月に球場南側に新たに誕生した商業施設「甲子園プラス」の2階にリニューアルオープン。甲子園プラス2Fと以前からあった球場外野レフト2Fの展示エリアへとデッキでつながりました。外野レフトの展示エリア奥からセンターバックスクリーンへと出ることができます。
甲子園プラス2Fには、阪神タイガースの歴史についての展示が数多くあります。
高校球児・プロ野球選手の目線をVR映像で体験したり、阪神タイガースの選手が実際に使用した野球用具に触れる「体験!タッチスタジアム」がある「PLUSエリア」があります。
また野球関連の書棚があるカフェや野球用具のショップなどもあり、家族で1日中楽しめます。
歴史館には、阪神タイガースの各時代の活躍した選手のユニフォームやグローブなど展示されています。まだ明石家さんまさんが若い頃、小林繁投手のアンダースローをモーションピクチャーのように真似しているのを間近で観て、顔もアクションも似てるなぁと。小林繁投手は阪神タイガース江川卓投手とトレードで宿敵・阪神タイガースに来られた読み捨て巨人軍選手。対戦相手が巨人軍の投球は、マンガじゃないが目に炎が、そんな鬼の形相で鳥肌がたつ選手でした。
試合開催中や荒天時は閉鎖されますが、甲子園歴史館から甲子園球場のバックスクリーンへと入れるのです、これは超おすすめです。ホームベースからの距離感や目の前に広がる甲子園の広さを実感できます。
センターバックスクリーンへと続く展示では始球式で使われたボールと写真の展示、対面には昔の手書きのスコアボードがあります。これが超オススメです。
映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』の甲子園球場のひとこまで、昔の手書きのスコアボードが「掛布」、えぇ!と驚きました。それがあるのも甲子園歴史館。個人的には「高木豊」の文字が好きなんですが。昭和の甲子園スコアボードは、学校で黒板に白地で習字する文字みたいなんで書かれてました。それを残してあるのもすごいですが。
博物館や歴史館という類は、そのひとの人生によって視点が違うので、あなたの推しをみつけに甲子園歴史館へ。
甲子園歴史館〒663-8152 兵庫県西宮市甲子園町8−15
営業/10時00分~17時00分月曜日休館
入場料金/900円、カープファンでもレオファンでもプロ野球各球団ファンクラブの方は会員証提示で-100円割引、東京読売ファンは+100円は、大阪阪神ファンの嘘です。
最寄駅/阪神電鉄「甲子園駅」歩いて10分