帰りたくないそばにいたい 根尾うすずみ櫻@岐阜県本巣市

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帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

帰りたくないそばにいた

そのヒトコトが言えないのが。それでもって自分の将来が変わってた、そんな想ひは誰にだってあります。「それは神が決めた運命だから」という人いますよね、新興宗教や物品購入をお勧めする人に多いかなぁ。運命ってなんですか? 人が生きていけば、それこそ涙なしでは語れないことありますよ。ただ、あの時に自分から運命だという三叉路を違う道へ曲がれば良かっただけのこと。

根尾淡墨桜最寄り駅

根尾淡墨桜最寄り駅たるみ

運命とか宿命とか、定めということを言う人は信じちゃいけませんね。定められた人生なんてないですから。あなたがシアワセになれないのは、信心が足りないとか、ツボ買いなさいとか、お布施しなさいとか、それこそを信じちゃダメ。日本一のこの桜を観たら幸せにあなたも成れますからね。帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

朝鮮半島新羅により仕掛けられた日本古代史最大の動乱

朝鮮半島に古くは日本の領土「任那・みまな」があったことを知らない人も多いのが教科書の不思議ですが。半島の北にある新羅の国から、日本の領土であったみまなが攻められます。攻撃されていたみまなを救うべく朝鮮半島に日本軍が出兵。ここでこともあろうか、朝鮮半島への道である九州と半島への海道を断とうとする日本人たちが出てきた。朝鮮半島北の国・新羅と手を結んだ筑紫国造磐井・ちくしのくにのみやつこ いわい。帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

六世紀初めに起った九州・筑紫国造が起こした「磐井の乱」。歴史にもしは禁句ですが、これが成功していたら九州は朝鮮・新羅による統治となる可能性もあり今の日本国のカタチも変わっていたんでしょうね。ただこの反乱は、大和政権による朝鮮半島経営の失敗で経済的な負担の大きかった九州に住む民の不満が爆発した。つまり年貢なり労役なりで苦労させられていたことに対する不満という説も。帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

おおきみ・天皇の後継者がいなくなった

六世紀にも男系男子の天皇後継者問題がおこります。そこで白羽の矢がたったのが聖徳太子の曽祖父・継体天皇。越前国を治めていた男大迹王・おほどのおおきみです。継体元年・507年に大阪樟葉宮でご即位。帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

本来なら天皇に成る、というより時の権力者に疎ましがれる存在ゆえに、京都から密かに逃れて僧侶として育ったのがおほどのおおきみ・継体天皇。おおきみが育った場所には、一本の桜が咲くと言い伝えられて。帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

お墨付き、お手植えの淡墨桜

おほどのおおきみ・継体天皇のお手植えのその木がこの【淡墨桜】。「お手植えの木」のはじまりかもしれませんね、ちなみに今の天皇家の血筋は継体天皇、そして欽明天皇に辿りつきます。帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

日本は天災の多い地域です。その度ごとに不死鳥のごとく甦った桜の巨木として注目されるのが「淡墨桜」。昭和23/1948年にシロアリに喰いつくされて花がつかなく成るも、岐阜の歯科医師・前田利行さんによって根継ぎを施して復活。そして昭和34/1959年の伊勢湾台風の大被害でもうダメかと。帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

地元の人による懸命の行いによって昭和44/1969年に花を満開に。願えば叶うと教えるのが日本のこころなんです。桜を愛でる文化がある国、私たちはそこで生まれ育った、だから桜のもとに集うのです。

自分の今からの行いによって運命は変わっていく、日本人としての根

帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

手前が淡墨桜で後ろは兄妹桜

先の大東亜戦争で二度も船を沈没させられた船乗りだった親父は、この桜を観たいと言っていました。同じことを戦艦大和に乗っていた親父の兄からも聴きました。直近の戦争を悪くいう人たちによって、桜のイメージは踏みにじられましたね。「靖國の桜のもとで会おう」桜イコール戦争賛美のような感覚で、イメージコントロールしてゆく。いつの時代もそうですね。

昭和天皇が大東亜戦争をしたくてされたのですか? アジアの国々が白人による植民地化政策で搾取されている状況下。アメリカと手を結んだ中国により仕掛けられたのが日清戦争、中国軍の戦闘機や兵器はアメリカ軍からの支給品でしたからね。帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

その苦境にも日本は打ち勝ち、中国・清との講和条約でアジアの欧米や中国による搾取・植民地支配から解き放ったのは自分たちの国のことでなく、朝鮮半島の国の民ですからね。条約の主な内容は、第1項 清国が朝鮮を「完全無欠なる独立自主の国」であると認めること、第2項 清国が日本に遼東半島、台湾、澎湖諸島を割譲すること。

雲の上の人である天皇に、なぜ私たちはこころを寄せるのか、そんなことをうすずみざくらを愛でながらおもいました。タイトルの淡墨桜以外は2021年4月2日の淡墨桜で、満開、少しハラハラと散ってました。

【淡墨桜満開期間】
平成元/1989年 3月31日から4月8日
平成2/1990年 3月31日から4月7日
平成3/1991年 4月10日から4月16日
平成4/1992年 4月4日から4月8日
平成5/1993年 4月11日から4月18日
平成6/1994年 4月12日から4月17日
平成7/1995年 4月13日から4月18日
平成8/1996年 4月18日から4月24日
平成9/1997年 4月8日から4月12日花少ない
平成10/1998年 4月1日から4月7日
平成11/1999年 4月6日から4月12日
平成12/2000年 4月14日から4月19日花多い
平成13/2001年 4月10日から4月13日
平成14/2002年 4月1日から4月5日花多い
平成15/2003年 4月8日から4月13日
平成16/2004年 4月6日から4月11日
平成17/2005年 4月14日から4月17日
平成18/2006年 4月14日から4月19日
平成19/2007年 4月3日から4月9日
平成20/2008年 4月6日から4月11日花多い
平成21/2009年 4月3日から4月10日花多い
平成22/2010年 4月8日から4月13日花多い
平成23/2011年 4月14日から4月19日
平成24/2012年 4月18日から4月20日
平成25/2013年 4月6日から4月9日
平成26/2014年 4月5日から4月12日
平成27/2015年 4月9日から4月12日
平成28/2016年 4月3日から4月8日花多い
平成29/2017年 4月11日から4月17日花多い
平成30/2018年 4月1日から4月5日
平成31令和元/2019年 4月6日から4月14日
令和2/2020年 3月28日から4月3日
令和3/2021年 3月29日から4月2日
令和4/2022年 4月6日から4月10日

淡墨桜〒501-1524 岐阜県本巣市根尾板所 アクセス/樽見鉄道「たるみ駅」下車、丘を歩いて登ってちょっとあります帰りたくないそばにいたい、根尾淡墨桜

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