2022年も長崎くんちは武漢熱ウィルスのため中止
9日にするお祭りだから「くんち」。超有名なお祭りの一つ【長崎くんち】長崎の氏神さま・諏訪神社の秋季大祭で、毎年10月7日から3日間、長崎の町を挙げて催されます。ただ2022年もコロナ対策のため中止だそうです。
ただし、2022年は出演する43の全踊町が参加して、それぞれの曳き物や担ぎ物それに傘鉾などを一堂に展示する「長崎大くんち展」が出島メッセ長崎で開催されます。2022年は西九州新幹線の開業だし、イベントとしては楽しみ、開催は10月7日から10日まで4日間。
お諏訪さんに奉納踊りする際のだしは、グラバー園近くの【長崎伝統芸能館・くんち資料館】に行けばいつでも観ることができます、↓写真。
どうして、いろいろな神社に行く理由があるの
その地域で仕事をさせていただくときに、まず旅立ち前に自分の町の氏神さまにご挨拶、そして行った先の神さまにご挨拶。「あなたどうしてそんなにも、いろいろな神社に行く理由があるの?」って友人に聴かれるたびにこうこたえます。ご挨拶しないと、なんだかよその地で自由勝手できないでしょって。
お諏訪さん、でかくて豪華な神社さんであっぱよ
長崎の仕事の時には不思議な気が漂っていて。1度目は時間がなくて長崎の神さまにご挨拶できてなかったのです。2度目の仕事で仕事終わりにご挨拶。地元の人が「お」をつけてお諏訪さんと呼ぶのに、あぁ一緒だぁと。私が幼少の頃、遊んでいた神戸諏訪山公園にはお諏訪さんが鎮座されていました。
諏訪神社には、厄除けの神・諏訪、縁結びの神・森崎、大漁満足の神・住吉の三社
長崎の総氏神様として長崎40万市民から親しみを込めて「おすわさん」と呼ばれるこの大社の創建は、長崎が開港された元亀元/1570年以前といわれています。
戦国時代、キリスト教イエズス会の支配地となり一旦破壊された諏訪神社は、のちの初代宮司となる青木賢清によって、寛永2/1625年に現在の松ノ森神社の地に諏訪・森崎・住吉の三社を合祀し再興をはたします。
坂のまち長崎ですが、その坂の上に豪快な建物が丘の上に建っている。鳥居もでかいし、灯篭もでかぁ、社殿に向かう階段も豪快で広々してます。地元の人にお聴きすると「途中にある駐車場はお祭りの時に広場になるし、階段を神輿が駆け上がる姿が凄いんですよ」と。参道階段を登り切ると、長崎の街が一望できます。
今でも豪快な社殿ですが、火災や昭和25/1945年の原子爆弾による甚大な無差別破壊行為などいくたの苦難を被りました。その度に長崎市民の手で再興されています。
社殿の前の奉納の馬ですが、長崎出身の彫刻の大家で、「平和祈念像」の製作者である故北村西望さんの作品で今のも駆け出しそうな迫力ある馬です。102歳時に制作された作品で、天皇陛下御在位60年を記念して奉納されました。
鎮西大社 諏訪神社〒850-0006 長崎県長崎市上西山町18−15
アクセス/長崎駅前から長崎電気軌道3号系統路面電車「蛍茶屋行」で諏訪神社駅まで11分¥160