琵琶湖のキテレツひょうたん島。天女が舞い降りた日本三大弁才天@滋賀竹生島都久夫須麻神社

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天女が舞い降りた竹生島@滋賀

ひょうたんの形をした島

日本三弁財天の一つに数えられる宝厳寺や都久夫須麻神社がある竹生島。寺社の他にも、国宝に指定されている「唐門」はみごと。そして何より面白いのが皿投げ。これ子どもハマります。手のひらに乗る大きさの皿に願いを書いて、石の鳥居めがけて投げて当たればあたり! 私たち親子で投げ合ってあらそいました。竹生島

琵琶湖の北の沖合6キロにある離島ですから船でいかなければいけません。長浜港からは30分、今津港からは25分、彦根港、琵琶湖横断航路で30分です。

ひょうたん好きな太閤秀吉が愛した島でもあります。秀吉から多くの宝物が寄贈されています。慶長七/1602年には、太閤秀吉の遺命により、豊臣秀頼が豊国廟より桃山時代の代表的遺稿である観音堂や唐門などを移築させています。天女が舞い降りた竹生島@滋賀

はじまりは夢のお告げ

神亀元/724年聖武天皇が、夢枕に立った天照皇大神より「江州の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう」というお告げを受け、僧行基を勅使としてつかわし、堂塔を開基させたのが始まりです。

しかし、明治時代の「廃仏毀釈」運動の影響を受け、大津県庁より、当山を廃寺とし神社に改めよという命令が。しかし、弁財天を信奉する信者たちの熱い要望によって廃寺は免れたのです。これです、一般人の力で行政や権力者をなだめすかす。そうしないと国宝級だった、例えば現存していれば世界遺産姫路城よりもすごかった岡山の津山城は取り壊されてしまいました。天女が舞い降りた竹生島@滋賀

弁天さまのしあわせダルマ

弁財天は天女とも呼ばれ、楽器琵琶を持つ七福神の中唯一の女性の神さま。財運、音楽、芸能の神さまと呼ばれています。

宝厳寺では小さくて赤い可愛いダルマの中にお願い事を書いた紙をダルマの中に収め、本堂に奉納するという願掛けがあります。このダルマさんは、本堂で転がって、そんなことはありません、一年間祈願されているそうです。天女が舞い降りた竹生島@滋賀

「深緑竹生島の沈影」として琵琶湖八景の一つ。

ですが、緑だったのは1900年代、いまカワウやサギのフン被害で木々が枯れてしまい少しハゲて緑の島とはいきません。今では駆除もやむなしとカワウの間引きをしていますが、それでも増える数の方が多い。よほど琵琶湖は鳥にとっては餌が豊富な土地柄なのか。その餌を鳥からとりあげ、アユやカワサギは人が食べたらいいんじゃないの、なんて魚好きな私などはおもいますが。天女が舞い降りた竹生島@滋賀

竹生島〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町

日本三弁財天は今では日本四大弁天とも呼ばれます

日本では三という数字が好きで、三大なになにが多いのですが、その中が時代によって変わったりします。弁財天・弁才天を祀る四寺社を「日本四大弁天」と言います。神奈川県江の島の江島神社広島県厳島の厳島弁財天本堂嚴島神社、奈良県の天河大弁財天社、滋賀県琵琶湖の北にある島・都久夫須麻神社竹生島神社

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