「あ! 宿題やってない」
三都物語の京都、大阪、神戸での夏休みのはじめは「祇園まつり」そして終わりが「地蔵盆」。8月会社に依頼が来るのが、地蔵盆へのお接待のお菓子の提供。私はうまい棒のダンボール箱を置いてました。
子どもにとっては、地蔵盆巡りをしてお菓子をタダでもらえるのが「もうなんてこの世は素晴らしいんダァ」と。お菓子だけではありません、ちゅうちゅうと子どもたちが呼ぶ氷菓子あり、冷たいスイカをお接待してくださるお地蔵さんもあります。
この地蔵盆、関西だけかと思ってたら、京都から滋賀、福井と北陸地方に伝播して行われているそうです。子どもさんがいるご家庭なら一度はこの素晴らしい行事を体験してみてください。東日本関東の方々なら、この文化は一度は体験してほしいですね。
地蔵盆はお菓子を食べながら、遊んでいいんです
本来日本の文化としては、歩きながら食べるのはNGです。私も子ども時代に言われました。でもこの地蔵盆だけは例外、食べながら歩いてもいいんです。でも食べるのに一所懸命になってると、お地蔵さん通り過ぎますけどね (⌒-⌒)ニコニコ
この地蔵盆の行事は、京都、大阪、神戸では少し違います。ただ子供のための行事であることには変わりありません。
お地蔵さんが子どもを守ってくださる
地蔵菩薩は、現世での救済をしてくださった神さまです。仏さまは、この日本では神さんです。日本では自然と共に死んだ人が神さまになる国なのですから。つい最近の明治時代の神社とお寺さんを分ける政策によって、おかしなことになりました。これが日本には宗教が無いと誤解される元ですね。
お地蔵さんの元は地蔵菩薩ですが、お地蔵さんは子供が巻き込まれた事故現場などにまつられています。私の小学生の頃、ある子がクルマに轢かれて亡くなりました。その横断歩道の横には、それからお地蔵さんがいらっしゃいます。私は子どものころ、あの死んだ子からお菓子をもらえるんだと思ってました。
【地蔵菩薩】は、現世の人間界だけでなく、地獄でも救済、飢餓でも救済、修羅でも救済、畜生でも救済、そして天でも救済してくださるのです。
地蔵盆が終わる頃、蝉がいなくなる
関西の夏休みの一大風物詩、祇園まつりと地蔵盆は、体験しなくちゃわかりません。このお祭りを守っているのは京都や大阪や神戸の地域の人たちなんです。これからも大切に受け継がれていく文化ですね。
地蔵盆は8月の23日、24日です。地域によって開催日は23日だけだったりしますので、行かれる前に調べてみてください。まぁその時季になるとお地蔵さんの周りの雰囲気が良くなり、地域によってはお地蔵さんが祠から出されて、綺麗にお化粧されてたりします。