天使が遊ぶ庭
北海道は全体がまだまだ秘境のようで、どこに行っても驚きがあります。そんな中、意外と人気がない穴場的存在がここ雨竜沼湿原。人気がないのは10キロからの道のりの登山をしなければいけないからかもしれませんが。
湿地帯には色々な花が咲きみだれます。花が好きなので是非登りたいと数回登りました。そんなにきつい道のりではないです、登山初心者でも大丈夫です。が、湿地のために滑ります。グチュグチュの道を歩くのはいいのですが、岩とかでツルンと滑り服が泥々になったことも。
登山の経験のない方は、経験者と訪れることをお勧めします。もちろん登山装備で登らないと痛い目にあいますよ。登りきった平台が湿原で、豪快です。湿原内の遊歩道の木道を歩くだけでも1時間は必要です。約4キロあります。そこまで行く道は迷うことはない道程です。
山の中ですから自販機、販売所はありませんから、水と食料は北竜町の町で調達してから登ってください。木道を歩くのは土よりも硬いのでちょっと足が疲れます、私は長靴の中敷を柔らかいものに替えて登りました。
沼を抜けて登った先から見る光景が絶景
沼を少し高台から見るとその様子がよく解ります↑。そして北海道の雄大さも。雨竜沼は暑寒別岳(しょかんべつだけ)を主峰とする増毛山地にあって、その東側の標高850メートルの溶岩台地に広がるのが雨竜沼。「北海道の尾瀬」と呼ばれる、日本有数の山岳型高層湿原帯です。
登山できる時期は概ね6月下旬から10月上旬まで。自然災害等により短縮される年がありますから注意が必要です。登山道の開設日は、積雪が少なく融雪の早い年は6月中旬頃、積雪が多く融雪の遅い年は7月上旬頃開設。
雨竜市街から登山道入口のゲートパークまで約26km、車で約50分。そこから登山道を約3.5kmで登り約2時間、湿原を見て歩くのに1時間、下り約1時間30分が目安。湿原内は周遊できる木道、約4kmがあり、湿原入口には休憩所があります。
湿原に咲く花々は、ミズバショウ6月上旬~7月上旬、チングルマ6月下旬~7月中旬、エゾノヒツジグサ7月中旬~8月上旬、エゾカンゾウ7月上旬~8月上旬、オゼコウホネ8月上旬~9月中旬、ヒメシャクナゲ6月中旬~7月中旬、シナノキンバイ7月上旬~7月下旬、ヒオウギアヤメ7月上旬~8月上旬、タチギボウシ7月下旬~8月下旬、エゾリンドウ8月中旬~9月中旬など。
雨竜沼湿原 北海道雨竜郡雨竜町338-2
湿原入り口付近には道の駅「田園の里うりゅう」があります。
【駐車場】第一駐車場73台、第二駐車場76台
【交通アクセス】道央自動車道・滝川ICから雨竜町市街地まで車で約20分、市街地から雨竜沼湿原登山道入り口(駐車場)まで車で約50分、17時までに下山。冬季は閉山、環境美化整備等協力金500円