なぜ皆さん10月に出雲に行かないんでしょう
旧暦10月は一般的に「神無月」つまり「神様がいない月」と呼ばれています。でも出雲では「神在月」。
どうして？ それはここ出雲に神さんが集まってくるから。そしたら、10月にここ出雲大社をお参りすれば、すべての八百万の神々にお会いできる。これすごいことですよね。
出雲大社に祀られる「大国主大神」は、古くから「縁結びの神様」として信仰されています。ここで言う「縁結び」とは、男女の縁だけでなく、人間関係や、人々を取り巻くあらゆるつながりの“ご縁”です。みなさんお墓まいりをしますよね、私はその前に神社へ行きます。お祓いをしていただくために、そしてこれからもご先祖さまといいご縁をと。
大国主大神はこの日本を造った神であると日本書紀に書かれています。国を造った後、現世を他の皇孫/皇室に譲り、大国主大神は神事/かみごとを治めることになったのですね。10月は出雲大社は神事だらけ。10月に神様が集まったこの地に出向くというのもいいじゃぁないですか。
助けたうさぎと大国主命
「2礼4拍手1礼」
大国主命はネズミに助けられました
出雲大社の参拝の作法は、一般的な神社の「2礼2拍手1礼」ではなく「2礼4拍手1礼」です。
出雲大社最大級のパワースポットは御本殿裏手にある「素鵞社」。実はこのそがのやしろがあるエリアが、出雲大社でも最大級のパワースポットと言われています。御祭神は天照大神の弟神で大国主大神の親神でもある、八岐大蛇退治で有名な素戔嗚尊です。
神社のつくりは、どこも本殿をくるりと回れるようになっているところが多いです。せっかく訪れたのですから、くるりと奥へお参りしてみてください。
出雲大社では本殿に入ることはできず、瑞垣の外側からの参拝になります。ただ神事などで入れる時もあります。素鵞社は本殿の真裏にあるのですが、本殿にもっとも近づけるのが素鵞社側なのです。本殿にもっとも近い場所で、もう一度参拝をしましょう。この写真は平成の大修理の後の神事での写真ですので、社殿に人が入れました。
オススメのイベントといえば、出雲大社といえば稲穂で作ったしめ縄、このしめ縄づくりを体験できます。神門通りおもてなし協同組合の参道にあるお店で体験できます。松江市街へは、風情あふれる一畑電車でGo
出雲大社〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東１９５
一畑電車、出雲大社駅