神社なのお寺さんなの?って思ったことありませんか
もともと神道は宗教という考えかたではなかったと思います。日本人としてやるのが当たり前なのが神道のいうところの、人としてするべきことですよね。自分だけのために生きては駄目、祈ってはダメなのが日本民族だと思います。だから日本のために自分が死んでいくと解っていても、敵につっこんで行く人がいたから今の日本国があるのですね。
私は先公から「神風でアメリカ軍に突っ込んでいくなんて馬鹿げたことだ」と言われて、学校の先生という職業はお金のためになんでもするヤカラなんだと思いました。多分その先生様はにっきょその赤い人なんでしょうね。
仏教が日本にインドから伝来して、そして「宗教」という考え方が生まれたんだと思います。日本という国で、それまであった社会習慣の中で仏教という宗教を根付かせるために、どうしたのか。それが神道を仏教と一体化するような方向だと。生きることで苦しみを和らげたり、楽にしてあげるために宗教があるんでしょ。そのためにどうするか。
働くとはどういうこと
朝起きれない体力では働けない。心身ともに健康でなければならない。一人で生きるわけでもない、社会の中で生きていくために、どうすればいいのか。他の人とうまく喧嘩せずやっていくにはどうすれば良いのか。それを教えるのが宗教では。
でも実際は宗教が人を隔てているんですよね、世界でも日本でも。ほとんどの人は政治団体と一体の新興宗教なんて関わりたくないと思っていますよね。そうした宗教団体や共産党員を合計すると日本の人口の1割くらいになります。この人たちとも民主主義だから仲良くやっていかなければならない、だけどねぇ。
生きていく上で、そんなことをさせられてまで生きていかなきゃいけない、そう思った時ありますよね。怒りがそこには生まれますよね。でも仏教では怒りはダメだと。グッとこらえて我慢しろと。我慢というのはいけませんね、努力という人もいます、デモネェそんなことするの日本人だけですよね。
仏・法・僧の三宝を守るという神
「仏・法・僧」この言葉、ある時新興宗教にうまく使われて、ダメになりましたよね。仏・法・僧の三宝を守るという神を「三宝荒神/さんぼうこうじん」と呼びます。
西日本では荒神さんと親しまれているのが、火の神・台所の神さま。その荒神さんが兵庫県宝塚市にある神仏習合の古刹「清荒神清澄寺さん」。
平安時代の寛平8/896年、宇多天皇から「日本第一清荒神」の称号を下賜された由緒あるお寺が荒神さん。お寺さんなのに神社のような雰囲気もある、鳥居もある。今の時代では不思議な空間かもしれません、でも日本ではこれがスタンダードなお姿なのでしょう。神社とお寺が一体化する場所はたくさんあります、広島宮島の厳島神社しかり、和歌山の熊野三山しかり。
昭和の時代まで大切にされた火箸
荒神さんと言えば「火箸」です。人々の暮らしに欠かせない火は万物を浄化する神聖なものとして古来より尊ばれてきました。「厄除火箸」を授けていただけるのが荒神さん。厄年の人はその火箸で厄をつまみ出していただけると言われます。火箸は厄が明けた年の節分以降に「火箸納所」に納めます。
荒神さんのもう一人の主役が「布袋さん」です。布袋尊は七福神の一柱です。三宝荒神の眷属/けんぞくとして、眷属堂と鳥居前坂道の両側にお祀りされています。布袋さんの伏見人形が毎年12月23日から翌年2月5日まで、期間限定で授与されます。小さいものから大きいものまで7体あり、一番小さい人形から7年かけて順番に神棚に祀るのが習いです。
荒神さんの縁日が毎月27日と28日。参道はお祭りのこの日ばかりは大賑わいで、露店も数多く参道に立ち並びます。大阪たこ焼きではなくて、荒神さんでのたこ焼き、明石焼きが名物です。
荒神さんでぜひ観て欲しいのが鉄斎美術館「聖光殿」。清荒神清澄寺所蔵の鉄斎作品は絵画、書をはじめ、鉄斎が絵付を施した器物、或いは手造りの陶器など器玩と呼ばれるものや、先人の構図、筆法などを観ることができます。
清荒神清澄寺 〒665-0837 兵庫県宝塚市米谷清シ1−1 開門時間/5時00分~21時00分 参詣・拝観料/鉄斎美術館 一般300円、大・高生200円、中・小生100円 史料館/無料