
ここに来て 落日を見るを 常とせり
海の落日も 忘れざるべし、とうたった斎藤茂吉。中学生の頃によく読んでいたのが「どくとるマンボウ」さん。そう歌人・斎藤茂吉さんの息子さん北杜夫さんのご本。人は自分が好きな人が、こうですよぉと言うとそれを信じてしまうのが常。そんなことで斎藤茂吉さんの本も読んだりしてた。そのなかの「素晴らしい落日」という小浜温泉に。
人が旅する、その理由って、そんなもん。「落日」で思い出した、吉田拓郎さんの歌で「落陽」が好きで、苫小牧発仙台行きフェリーにわざわざ乗った。縁もゆかりもない二つの町に初めて行った理由がこれである。北海道のとほ宿の主人でコージさんとサイコロ親父がダブるのである。
元々は海に沸いていた温泉がオバマ温泉。断崖絶壁の町で、満潮の時には利用できない温泉をなんとかしようとしたのが本多西男さん。自費で埋め立て工事をして明治43/1910年に今の温泉郷ができた。すごいよなぁ、人のすることはと。どこの誰だか存じ上げませんが、ありがとうございますという気持ちが湧いてきます。
至る所から湧き出ている白い煙
初めてきた時に驚いたのが道路の脇の溝から白い煙が吹き上げている姿。源泉温度は105度で、熱量は日本一。足湯の横には食材を温泉の湯気で蒸すことができる施設↓があります。
雲仙小浜温泉は神経痛や冷え性などに効能があるとされている温泉で、湯量が半端なく多く、世界一の足湯↓なるものが存在します。
お湯はナトリウム塩化物泉。湯に含まれる塩分が肌表面に付着することで肌の乾燥や汗の蒸発を防ぐため、冷え性や乾燥肌にも効果を発揮すると言われています。
炭酸泉もあり、昔はこの炭酸泉↓を沸かした銭湯があったそうですが、今はありません。今炭酸泉ブームですから、人気になったでしょうね。
小浜は湧き水も至る所から湧いているそうで、公民館近くの「上の川湧き水」を地元の人から教えてもらいました。その近くの光泉寺さんの入り口にも湧き水が湧いてます。宿泊される方は路地裏さんぽもオススメです。
オススメは「湯めぐり札」
バスセンター道路挟んで前にある洋館の小浜温泉観光協会で販売している「湯めぐり札」が温泉巡りにはオススメです。
雲仙温泉郷では小浜温泉、そして雲仙岳の山に登って雲仙温泉、そして反対側に降って島原温泉の三つを楽しまないと、せっかく温泉の本家本元に来たかいがありません。
これで旅館さんのお風呂と外湯が利用できます、しかも二人で。お一人様なら二つづつ温泉に入れて、1300円は安い。オススメ旅館は「旅館國崎」さんと「ゆのか」さんの展望風呂。外湯は海のすぐそばで温泉の「波の湯あかね」さん、ただし18時まで。このほかにも地元の人が行く外湯に行って、地元の話をお聞きするのも楽しいですよ。外湯マップは↓洋館の観光案内所でいただけます。
おみあげでオススメは包み紙が素晴らしい湯せんべい。炭酸せんべいと呼ばれているもの。それと長崎らしさ満点のクルス。長崎どこでもみかけますが、ここ小浜が発祥の地。
小浜温泉は、長崎市内から車で1時間ほどの場所です。初投稿日/令和5/2022年11月
小浜温泉観光協会↑ 長崎県雲仙市小浜町北本町14−39

小浜温泉あかねの湯から観た夕日