穢れを祓う最高のパワースポット住吉大社
住吉っさんの住吉大神は「禊/みそぎ・祓/はらい」を司る神と呼ばれています。どうして穢れを祓わなければいけないの?
それは穢れは日常生活の中で知らず知らずのうちについてしまうもの。日本人は昔から、そういった穢れを放っておくと、個人や社会的な災いにつながると考えてきました。
四月生まれと卯年の人には最高の神社
まず驚くのが石灯篭の多さと反橋。神社で橋を渡るところは多いですが、橋を渡ることで穢れを取り払い、神さまの前に進むということ。住吉っさんの橋は急な半円状の反橋。ここでは着物の撮影とかされている方多いです。そしてうさぎさんが居る手水舎で手と口をゆすぎますよね。
なぜ、うさぎ? それはウサギが住吉大社の神さまの使いと言われているからです。でも、どうして。神功皇后摂政11/西暦211年に神功皇后が住吉大神を祀り、神社を創祀した日が「卯年、卯月、卯日」だったから。卯=兎ですね。第四本宮前には「なでうさぎ」とも呼ばれる「住吉神兎」がいらっしゃいます。4月生まれやウサギ歳の人には最高の神社ですね。
古代の遣唐使船にも祀られていた住吉っさん
ここ住吉っさんのキテレツ不思議なのが、四つの社殿。第一から第四まで本宮が四つあり、それが大海原をゆく船団のを見立てているんです。海に向かって西向きに建っていて、横から見て本殿と拝殿の作りが全く違い、全国でも類を見ない建築配置です。4つの棟すべての本殿部分は、文化7/1810年に造営されたもので国宝指定を受けている「住吉造」という様式。
住吉っさんの御祭神は、住吉大神/すみよしのおおかみと息長足姫命/おきながたらしひめのみこと。息長足姫命は一般に神功皇后/じんぐうこうごうと呼ばれています。古代、朝鮮半島を服属下に置いたとされる「三韓征伐」伝説を持つ「神功皇后」は、卑弥呼と並び、古代日本の象徴的なヒロインのひとりですね。この時に船に祀っていたのが住吉三神です。このこともあって、住吉っさんは船の神さんと言われています。
なぜ四つも拝むところがあるの?
住吉大社の四つの棟には、それぞれ違う神さまがいらっしゃいます。イザナギノミコトが黄泉国という幽界から戻り、海で穢れを洗い清めた時、「海の底」「海の中程」「海の表面」からそれぞれ誕生したとされている三男神と神功皇后をお祀りしています。
太鼓橋を渡り境内に入るとすぐに見えるのが、二つ並んだ社殿。この向かって右の第四本宮の御祭神は神功皇后/息長足姫命・おきながたらしひめのみこと。この社だけ屋根から突き出した二つの刀の切り口が違います。第四だけ横に。これもポイント。
そのお隣に建つ社が第三本宮。御祭神は住吉大神の底筒男命/そこつつのおのみこと。海の底で生まれた神さま。
その奥に建つ社が第二本宮。御祭神は住吉大神の中筒男命/なかつつのおのみこと。海の中程で生まれた神さま。
そのまた奥にデンと建つ社が第一本宮。御祭神は住吉大神の表筒男命/うわつつのおのみこと。海の表面で生まれた神さま。
住吉っさんに行くには、大阪のちんちん電車・阪堺電車に乗って「住吉鳥居前」へ。天王寺駅から17分、230円。大阪駅や梅田からだと四ツ橋線「玉出駅」から20分歩くと住吉さん。
令和6年初辰の日2024年
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住吉大社 〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9−89