京都のちいちゃな神社、でも超パワースポットお金の神さま
京都の街中、御所の中央から西下にある黄金の鳥居が眩しい御金神社。二条城からも近いので、修学旅行生が来てたりして。
一番の目がテン! キテレツなのは鳥居。以前はもっと金金していたそうですが、数年前に色を塗り替えてから、キンキラ金に変に目立つことがなくなったそうで、少し残念。これも京都市の条例で派手な色使いが禁止されているから??と勘繰りたくもなりますが、違います。
京都では町の景観を守るために、コンビニも青や赤や緑の看板ではありません。見つけにくいという人もいますが、あまりにもド派手な看板は、ね。どこかの国の国旗のようなはでな原色は、元もと日本ではあまり好まれなかった、中間色が好きですから。
行列のできる御金神社
場所は地下鉄烏丸御池から広い道路の御池通りを西に歩いて、ルネ烏丸御池のマンション角の西洞院通りを北へすぐのところ。人がいつも行列してます。境内はそんなに広くなく、昼間はお祭りのとき??と思うほど混雑します。
おかねじんじゃと言う人もいますが、ホントはみかね神社。主祭神は金山毘古神/カナヤマビコノカミで、金属全般にご利益を授けて下さる神さま。神産みにおいて、イザナミが火の神カグツチを産んで火傷をし病み苦しんでいるときに、その嘔吐物/たぐりから化生した神さまです。
金本位制時代のお金の神
カナヤマビコノカミは、鉱山の神とも言われています。それゆえ、採鉱冶金の神、製鉄の神、刀剣の神と言われます。ここ御金神社は金型の神さまとも言われています。
鉄にまつわるので金という文字が使われているわけですね。お金というと今では電子マネーと形が無いものに変わりつつありますが、元々は鉱石でできたもの。スマホの中にもレアアースと言われる鉱石は入ってるしね。
神社のお名前が、そのものズバリなので「お金が授かる」神社として有名になってしまったのもうなずけるはなしではありますが。現代のお金は、ある意味カミクズで、日本と言う国家が国債をいくら発行しても破綻しないデフォルトゼロなのは、国はお金をいくらでも印刷できるからですよね。もっと言えば、国がたくさんお金を刷らないから、日本の国民は貧しいんですよね。
絵馬は御神木の銀杏の葉
神社の後ろに大きな銀杏の木があります。この木は御神木で、神社のマークとしても使われています。御朱印ファンには有名なのが、金箔でイチョウを形取った御朱印。また金色に輝くイチョウの形の絵馬も。
神社としては、あなたの町にもあるこじんまりとした神社です。しかし、その人気度は凄いです、その人たちのパワーの方がスゴイなぁと私は思いますが。
ここの御神木の銀杏の落ち葉を財布に入れてたら、財布の中身が増えたと豪語する友人がいます。そんな話しができるほど、ご利益ある神社ですから、京都観光の時にはぜひオススメします。
御金神社〒604-0042 京都府京都市中京区押西洞院町614