「旅人はねんごろにせよ」
別府駅前でキテレツなのが、万歳のかっこうをしたおじさんの像です。一瞬笑います、なにこれ? って。変なポーズだなーとしげしげと見ていると、ひるがえったマントの端っこにマントを握る子どもがいたり、かなりユニークで面白い銅像。銅像の後ろ横には足湯ならぬ手湯があります。なんだかこれも笑います。
この人、別府観光の父と言われる油屋熊八さん。そう言われても、調べてみました。
「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」
1909年に別府で亀の井ホテルを創業した、別府観光の父とも呼ばれる人だった。温泉マークを考えた人と言われています。諸説ありますが、『うる星やつら』の友引高校の英語教師が考えました、はウソ🤣
温泉には娯楽も必要と亀の井バスを設立して、日本で初めての女性のバスガイドさんが案内する「温泉地獄めぐり」を発案。これが大ヒット。今だに九州ではバスガイドさんが旅を盛り上げてくださいます。
そして大阪上空で飛行機で「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」のビラを撒いたとか、その宣伝方法は当時はキテレツで、人の目を引いたことは間違いありません。いまでは温泉といえば別府。
駅チカ、優良物件の♨️といえば
日本一の別府温泉街、そこでの超優良物件といえば、ここです。別府駅から港の方へ歩いてすぐにある「駅前高等温泉」。創業は1924年、大正洋館風のレトロな雰囲気の建物で超優良物件。
熱い湯とぬる湯の二つの温泉浴室があります、それぞれ入浴料200円が必要で、昔ながらの棚式脱衣場なので、貴重品は入り口にあるコインロッカー100円に。
弱アルカリ単純泉の熱湯は泉温は44.5度前後で、温泉なれしていない人や外国人のかたにはオススメしません。入れません、熱すぎて。水を入れて温度調節もできません。
中性単純泉のぬるい湯の38-40度くらいの湯、日により変化するようです。まぁ普通のぬるい温泉、でもポカポカあったまります。湯船は4-6人程度入れる大きさ。泉源が二つ違うので、少し効能は違うようです。両方はいっても400円ですから、もう大満足です。
宿泊もできて、2階に個室が7部屋あり1泊素泊り2600円。男性のみですが10人程度泊まれる広間は1泊1600円。+入湯税100円。16時チェックイン、10時チェックアウト。旅人の良き友のような温泉ですよ。駐車場もあります。
駅前高等温泉〒874-0935 大分県別府市駅前町13−14