あれのアレじゃなくて?
学生時代の野球部友人から、夏の甲子園に応援に地方から行くので、まず甲子園での必勝祈願はどうすれがいいかと言われた。ここで? と思った人は『自分の町の神社で必勝祈願でしょう』と。それもなさってから、知らない土地で何かを成す時はその土地の神社さんなりお寺さんなりに普通は「宜しくお願いいたします」とお参りしますよね。
友人はそれを考えてのこと。その土地の神さまも護ってくださる。ほんのちょっとのことだけど、気持ちが違いますからね。
それじゃぁ甲子園の試合当日に早めに球場来て、球場ライト外野席裏にある甲子園素盞嗚神社にお参りしたらと答えた。「えぇ、球場に神社があるの」って。
意外と知られて居ないのか、阪神ファンしかお参りしないのか、でも甲子園球場に来たなら、まず神社さん、高校野球の歴史が一目でわかる甲子園歴史館。これもライト外野スタンドの道路挟んで裏ってにあります。
そして必勝祈願でしょう。願掛けの絵馬はホームベース型をしたものと野球のボール型の二種類。阪神タイガースの絵馬もありますが、これは高校球児の甲子園向きではない。でも意外とえぇかも!?
それは阪神ファンと他のチームのファンの友達とかと一緒に「今日は勝つぞ」とお願いに行くと、なぜだか阪神以外のチームが勝つと言われています⚾️
私も二度ほど、ありました。横浜のファンとオリ4ファンと。行って負けました。一度はDeNA復帰前の筒香のホームラン、杉本+頓宮の同点逆転連続HRと、友人は大喜び。阪神はいつも勝つので、相手に塩をおくるようです😌
境内には野球に関しするオブジェ
絵馬をかけるところには野球塚があります。筆は阪神タイガース監督の岡田彰布さん。野球塚の前にあるホームベース型の敷石には、ここから出発してここに戻ってきて欲しいという宮司さんの願いが込められています。
ここパワースポットと言われています。もちろんトラッキー、ラッキーちゃんもおでむかえ。でも夏の甲子園の時はいはるんかなぁ。たぶん七五三の時だけかなぁ。
牛頭天王さんの方が甲子園球場より先
もともと甲子園球場ができる前は武庫川の支流にあった枝川と申川の三角州の要の土地でした。いまでは甲子園球場に阪神甲子園駅から行く道は平坦ですが、昭和の時代はまだ川の土手が残っていました。その土手の上にはお土産屋さんが立ち並んでいたのです。
ここ甲子園素戔嗚神社は、暴れ川だった武庫川の治水を願って創建された神社さんです。江戸時代までは牛頭天王社と称され、祇園さんの牛頭天王を祭神としていました。そのため夏祭りも祇園さんの7月15日16日に夏越祭が行われます。
明治初期の廃仏毀釈により祭神名を素盞嗚命へ改め、社名も素盞嗚神社へ改称。大正13/1924年、廃川になった枝川・申川の跡に「甲子園大運動場」、現在の「阪神甲子園球場」が完成したのです。
西宮の他の神社さん
にしのみや、地名の由来でもある京都の西にあるお宮さん荒魂神を祀る廣田神社さん
甲子園素盞嗚神社 〒663-8152 兵庫県西宮市甲子園町2−40
開門/24時間
アクセス/阪神本線「甲子園」駅から徒歩10分