よく訪れる場所の一つが比叡山ぐち坂本
高校生の頃、自転車に乗って京都の山を越えて滋賀へ湖水浴。大学生になっても、おんなじことしてた。社会人になって同窓会でクルマにロードレーサー乗っけて友人と琵琶湖一周してた。
子どもが出来て、子どもの自転車クルマにのっけて、子どもが琵琶湖畔を走ってた。その背後をクルマで伴走する。楽しかったなぁ。そのスタート地点が比叡山ぐち坂本だった。以前から不思議だったのが、こんなに素晴らしい日本的なところになぜ観光客が少ないのか? ということだった。
京都市内から電車で1時間もかからない。だけど、東京と埼玉の関係のように京都と滋賀は似ている。観光客にしても、失礼だけれど全国から埼玉に観光には行かない? ように滋賀、大津に行かないんじゃない。そう思うほどいつ比叡山坂本に行っても、人はいなかった。
全国レベルでは仏教の聖地であるから、日本人として是非一度は訪れたい場所だろうけれど、比叡山は京都にあって、滋賀大津にあるとはあまり考えていないんだろうなぁ。
東京から秋の紅葉を京都で
新幹線で京都の手前、大津駅で降りたらえぇんちゃううん。「それ、よろしいなぁ」と京都人は言いますが。「それ良ろしい」「それ似合ってます」なんてこと生粋の京都人に言われて、ホンマと思わんといてくださいね。
嘘ですから。嘘をさも本当のように見せかけるのが、京都人。なんだか西洋人かお前は、と学生時代は京都人につっこんでいました。「いやぁ、いけず」と言われましたが。京都にはいけず石がゴロゴロしています。西洋人が京都を好きな理由も、感覚心理的に合うんでしょうね。
学生時代、外国人教授によくやらされたのが「ディベート」という嘘をさも本当のように見せる技術。常に騙しながら、いかにして見破られないか、それをやるのが西洋的学問。ひねくった思想がないのが日本、潔さが日本。騙されやすいと言われるが、当たり前。例えば金儲けのために宗教を布教するなんて考えないのが、日本人。まぁ最澄さんは権力と金儲けの手段としての仏教に近いかも、知らんけど😆
奴隷文化を日本にもたらしたがキリスト教会、イエスさまはどうお考えでしょかねぇ。日本をかく乱しようとしたのがキリスト教旧教カソリックの宣教師・神父たち。だから騙されて長崎出島から貧しい農家の女性や子どもが各国に売られていった、奴隷となったその数50万人以上。貧しい人でも、人はひとと考えるのが日本人。だから農民から成り上がった豊臣秀吉公の逆鱗に触れて伴天連追放され、スペインなどは宣戦布告までされてしまった。
嘘を本当のように見せかけるには、どうすれば良いかを教えるのが西洋的学問。日本には嘘か本当かしかない、見せかけの本当なんてない国。日本で嘘つきなサイコパスな人は政治家だけ。1789年のフランス革命で「自由平等友愛」を得たフランス人、だけど女性の参政権は革命後100年以上あとの「嘘の自由平等博愛」という話を白人はする。キリスト教宣教師でもある外国人教授から、教えられた「ディベート」なんてマヤカシは今の時代なら流行るんだろうなぁ。
マイケル・サンデル教授の『ハーバード白熱教室』なんて、あぁ表面的に騙しさえできれば、何をやってもいいんだ。人身売買も、戦争に見せかけた大量虐殺も正義になってしまうんだぁってね。ドイツから命のビザで日本に助けてもらった恩を、広島長崎の原爆投下ということを平気でやれる民族がいること自体、信じられんけど。今でも何をしても良いから、人身売買で儲けたお金みたいな騙しな儲け方だから、その後ろめたさからキリスト教会や政治家に寄付や献金をする。
なぜ人は秋にものを想うのか
旅に出るのはなにかわからないけれど、モヤモヤした気持ちの端緒をつかもうと。胸騒ぎの旅は、秋の紅葉。京都の鬼門の方角、邪気の出入りする北東の方角に位置するのが比叡山で、そこで邪気払いするお猿さんがいる場所が日吉大社さん。約2100年前に創祀された全国3800余の日吉社、日枝社、山王社の総本宮。 平安京遷都の折には日枝山坂本が都の鬼門にあたることから、日吉大社は京の都の魔除・災難除を祈る社になったのです。
そして、伝教法師・最澄さんが比叡山に延暦寺を開かれて天台宗の護法神として。日吉大社のある場所の横から日枝山の昇る登山口があります。日枝大社の紅葉というよりも、日枝山全体、山ふところにある寺社仏閣のもみじの素晴らしさは凄いです。
京都市中のこじんまりとした紅葉も良いんですが、比叡の周りも是非おすすめします。というか、琵琶湖畔の西岸は紅葉づくしです。北はびわ湖バレイ、メタセコイアと直線道路の黄色。そして南に下ると比叡の延暦寺から紅葉が降りてきて、西教寺、日吉大社、三井寺そして石山寺と紅葉づくし。到底1日では回りきれません。
そんな紅葉の名所の中で1日で観てまわるのにおすすめは、おけいはんで「比叡山坂本」駅へ、そこからもみじのトンネルがある【穴太衆積み石垣】を抜けて、ここ日吉大社さんへ。その後、西教寺さんへ。もしくは近江神宮、三井寺さんへ。
広々とした自然豊かな豊かな鎮守の森
びわ湖畔の神社仏閣はどこも広々としていて気持ちがいいのです。山全体が境内みたいに広々としていますから、お隣京都の寺社巡りのようにテキパキとは回れません。
日吉大社さんは入り口も西と東に二箇所もあります。神社さんでは珍しく拝観料が必要です。歩いて【穴太衆積み石垣】↑お山を目指すと西の入り口になります。クルマでお参りされる方は東入り口から。境内一周は40-60分はかかります。奥の院の金大厳、牛尾宮、三宮へ参拝される場合は、プラス山登り往復60分はかかります。
まず目につくのが日吉大社さんのシンボルとも言える三角形の破風屋根が乗った独特の形をした鳥居。仏教の胎臓界・金剛界と神道の合一を表しているとされてる【山王鳥居】紅葉の時季は、この参道と鳥居の姿が素敵です。 山王信仰とは、最澄大師が比叡山に天台宗を開いた折、唐の天台山の守護神「山王元弼真君/さんのうげんひつしんくん」にちなみ、既に比叡山の守護神としてご鎮座されていた日吉大神を「山王権現」と称する、神仏習合の信仰です。
その奥には規模が大きい西本宮にある、重要文化財の楼門。この門でぜひ観て欲しいのが、お猿さんたち。「棟持猿/むなもちざる」と言って屋根を支えているお猿さん。四隅それぞれ違うポーズのお猿さんが屋根を支えていますが、見張りをしているようにも。同じようなお猿さんは京都市内の御所のすぐ北東の方角に位置する【幸神社】にも。
日本では動物たちの霊力を重んじてきました。そのため神社には、そこにお仕えする動物がいます。日吉大社さんはお猿さん。魔除けの象徴として大切に扱われ「まさる」さんと呼ばれています。魔が去る、勝ると語呂合わせですが、日本語とはよくできていますね。
西本宮だけでなく東本宮にもお猿さんは石になっていらっしゃいます。
多くの社がお祀りされている日吉さん
日吉大社の広大な境内は、歩いていて心が安まるから不思議です。そして数多くの社がお祀りされています。国宝である西本宮・御本殿などは大きく立派な社殿なのですが、小さな社も佇まいがいいんです。
そして、ここ日吉神社さんでは、おやしろごとに説明がされていますから、それをご覧になりながら散策されるのも良いかもしれません。神秘的という人もいれば、なんだか異空間に居るようという人も。都市部にある神社さんとは少し趣が違います。比叡連山に抱かれた神聖な場所という趣で幻想的ですらあります。
紅葉のシーズン真っ盛りの休日に2023年は訪れたのですが、人が少ないのでゆっくり回ることができました。社殿でお参りするのも行列になって、なんてこともなく。京都の紅葉シーズンの人混みが嘘みたいな静寂です。西本宮前の茶店で、よく染み込んだ関東炊きをいただくのですが、おでん食べながらもみじ観るのが幸せな気分です。午後、マンガ『ちはやふる』の近江神宮さんにお参りに行ったのですが、こちらの方が混んでいました。
日吉大社 「大山咋神、亦の名を山末之大主神。此の神は近淡海国の日枝の山に坐し」。日吉社の東本宮の祭神・大山咋神について『古事記』には書かれています。日枝の山/ひえのやまとは、比叡山のこと。皇紀638年/紀元前BC23年に日枝の山の山頂から現在の地に。二十二社の一社 〒520-0113 滋賀県大津市坂本5丁目1−1 開門/9時00分~16時30分 拝観料必要です
西本宮のご祭神は大己貴神・おおなむちのかみ。天智天皇の御代に奈良から大津に遷都がおこなわれた時に、奈良の三輪山よりご神霊をお迎えして、祀られました。
東本宮のご祭神は大山咋神・おおやまくいのかみ、鴨玉依姫神・かもたまよりひめのかみ(ご夫婦)
お祭りは湖国三大祭りの山王祭4月12-15日