もみじするお庭さん、南禅寺天授庵@京都市左京区

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京都の紅葉は禅寺さんへ

お庭をゆったりと回れる南禅寺天授庵のおにわさん。ひし形の畳石と紅葉がまたなんとも言えないのです。禅宗特有の枯山水のおにわさんは、南北朝時代の池泉回遊式庭園です。もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

南禅寺の塔頭のひとつで絶景かなの三門の隣に位置します↓。暦応2/1339年に南禅寺の第15世であった虎関師錬が、南禅寺開山である無関普門を祀る開山塔の建立を願い出た折に、その庵として創建されたのが始まりです。

もみじするお庭さん@京都南禅寺三門

南禅寺石川五右衛門の絶景かな三門

喜捨する気持ち

室町時代中期の応仁元/1467年、応仁の乱で焼失したが、慶長7/1602年に細川幽斎によって再建されました。白砂と苔の美しい枯山水の東庭、南北朝時代の古庭の味わいをもつ池泉回遊式の南庭の違ったおにわさんを堪能できます。もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

南禅寺に秋のもみじを観にきて、ここに入られない方も多いです。確かに京都のお寺さんはお金がかかります、ただ喜捨するとおもって、神社のお賽銭でご利益を授けていただくためと。このおにわさんを観ずして京都の秋は語れないくらいの気持ちでね。もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

池泉回遊式おにわ書院南庭

天授庵創建当時の鎌倉時代末期から南北朝時代に造られたと言われている庭です。くるりと池を渡ったりして廻ることができます。大きなお庭ではありませんが、もみじを楽しめます。もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

私は人から京都のお寺さんでもみじ観たいと言われた時にオススメするのが禅寺さん。特に外国の方には禅寺はウケます。石と渦巻きのしき砂、その向こうにぽっんとあるもみじ。それを床から座禅して眺める、これこれ。私は外国人に座禅してみて、心を観てとおススメします。もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

ここ天授庵さんでは入ってすぐの東庭

南にある禅寺だから、南禅寺さん。ここから哲学の道へと続く禅寺ロードは見所満載です。もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

初めて京都に来られた方には、南禅寺から北の銀閣寺までを目指すルートをオススメします。そのあと京都大学、吉田神社ですね。それまでにも禅林寺・永観堂さんも紅葉する時季は超人気です。もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

またこのあたりは豪邸も数多くあり、野村證券の野村さんのミュージアムもあります。京都らしさが一番感じられるコースだと思うので、高校生の修学旅行の人も南禅寺から銀閣、そして京都大学あたりへと散策されることをオススメします。もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

京都南禅寺天授庵

京都市左京区南禅寺福地町86-8 MAP
拝観時間/9:00~16:45
拝観料/500円
アクセス/京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約10分
山号/瑞龍山
宗派/臨済宗南禅寺派
本尊/釈迦如来
創建年/暦応2・1339年/もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

もみじするお庭さん@京都南禅寺天授庵

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