川中島に神が宿る@和歌山県古座川河内島河内神社

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川中島に神が宿る@和歌山県古座川河内島

島が御神体であり、自然そのものが神霊

私たち先祖は水を大切なものとしてきました。そして海、湖や川にぽっかりと浮かぶ小島を神聖なものとしてきたのです。

例えば縄文時代に湖水だった京都盆地にぽっかりと浮かんでいた島・蓬莱山、今の清水さんの地主神社さんがそこ。琵琶湖の北にぽっかりとひょうたんの形をした島・竹生島が、都久夫須麻神社さん、太閤秀吉さんがえらく気に入った場所。

川中島に神が宿る@和歌山県古座川河内島

河口がわから見た河内島

そしてここ古座川弧状岩脈の中の河内島Kochijima。大昔に起こったマグマ活動でできた帯状の隆起で二酸化ケイ素を70%以上含む流紋岩でできています。地元の人はこの岩の島を「こおったま」と呼び、地域の氏神さまとして祀ってきました。川中島に神が宿る@和歌山県古座川河内島

人が大切にするものを破壊する行為が洗脳

古座川の河口から3kmのぼった所にあります。こうした島や自然を御神体とする信仰は明治時代の西洋かぶれにより、原始的な未開地宗教とみなされ数多くがつぶされていったと言われます。神と言った信仰を持たない共産主義に毒された人たちが、日本古来のこうした文化を破壊したのですね。このために、破壊に合わないように、ここ河内島では鳥居が造られています。川中島に神が宿る@和歌山県古座川河内島

和歌山県と三重県にまたがるこのあたりは、こうした岩を御神体とする神社が数多く残っています。また巨大な一枚岩や珍しい岩が多く存在するのもこの地域です。

この古座川周辺だけでも、1.牡丹岩2.宇津木の採石場あと3.高池の虫喰い岩4.国の天然記念物である一枚岩などたくさんの岩の名所があるのです。

和歌山県と三重県に地域を広げると、1.熊野詣での熊野速玉大社の御神体であるゴトビキ岩。その男岩に対して女岩とされているのが2.日本最古の神社とも呼ばれている花の窟。3.弘法大師空海の逸話で有名な岩の柱が海中に40本も突き出た橋杭岩。この三つはぜひ一度はご自身でご覧になって、パワーを感じてもらいた岩です。川中島に神が宿る@和歌山県古座川河内島

古座川河内祭は国指定無形民俗文化財

河内祭りの祭典の中核をなす三艘の御舟は中世の熊野水軍のおもかげを伝えるともいわれています。幟などを立てて飾った三艘の御船が古座川河口から遡上し、河内島を巡ります。

河内祭は7月の第4土曜日に宵宮。午後2時:古座川河口で入舟式があり、その後に水上渡御。午後6時:古座川河口付近で地元小中学生の櫂伝馬競漕。午後7時:河内島で神霊を迎える夜籠神事。

日曜日に本祭りが執り行われます。午前7時30分:当舟などが古座川河口から出航する「当舟渡御」。午前10時:河内島前の河原で「御祭礼」。午前10時30分:同河原で獅子舞を奉納
(古座の古座青年会、古田の古田獅子保存会、高池下部の互盟社)。午後1時:河内島を御舟が1周する「花回り」。午後1時30分:河内島で櫂伝馬競漕川中島に神が宿る@和歌山県古座川河内島

河内神社 和歌山県東牟婁郡古座川町

川中島に神が宿る@和歌山県古座川河内島

和歌山県古座川の明神の沈下橋、別名潜水橋

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