何かでこういう場合を自分はもっと知っていたと思った
上記は志賀直哉さんの小説でのひとこと。温泉好きな人にはうらやましがられる兵庫県。南に有馬温泉、北に城崎温泉があります。城崎温泉のいいところは、七つの外湯が多くあり「湯めぐり」が楽しいこととその景観。
作家志賀直哉さんが逗留して『城の崎にて』という小説を書いたことでも有名。ここはレトロな昭和の温泉街はこうだったんダァと実感できるから。城崎温泉を浴衣姿でお散歩なんて最高ですよ。
私は城崎温泉がある豊岡市で仕事をしていたこともあり、仕事後には温泉につかりに行っていました。当時は洞窟風呂がある一の湯が一番好きだったのですが、今では地蔵の湯とかが建て代わり、そちらを楽しんだりもしています。一番人気は御所の湯でしょうか、でも混んでます。
日帰りで1日観光を楽しめるところなので、外湯に三つくらい入り、お散歩旅オススメします。青春18切符で関西から日帰り温泉旅にはもって恋いの目的地。城崎温泉駅舎横にも外湯、足湯があります。
温泉めぐりオススメコース
コースとしてはJR城崎温泉駅から、横の足湯には目もくれず直進して大谿川（おおたにがわ）に突き当たります。そこからが外湯めぐりの始まりです。川を渡ったところに外湯「地蔵湯」↓があります。
そこから北柳通りへ。柳が舞う風情ある川沿いを浴衣すたがの人が歩いてます。結構な数で海外からの観光客も多いです。こじんまりとした「柳の湯」という外湯もあります。
美人の湯として有名な城崎温泉は女性に人気の温泉地です。慢性婦人病、冷え性、不妊症など女性が気になる効能があると言われています。泉質は食塩泉、ナトリウム、カルシュム塩化物泉です。
奥の建物が昔ながらの一の湯
私が好きな「一の湯」↓は昔から変わらない、ですからレトロファン向けです。一の湯が温泉街の真ん中、中間地点。ここから湯の里通りは、それこそ昭和の温泉街の風情です。
温泉好きな人はまずひとっぷろ浴びて、湯の里通りを城崎温泉ロープウェイのある温泉街奥を目指します。数カ所の外湯に入る方は外湯1日券「ゆめぱ」がお得大人1300円小人650円で城崎7湯外湯に入り放題の券です。「ゆめぱ」は各外湯の窓口で購入できます。
温泉気分満喫は玉子ちゃん
城崎ロープウェイ乗り場の向こうに「城崎温泉元湯」があり、そこでおきまりの「温泉たまご」で楽しめます。ここの向かいにも外湯「鴻の湯」があります。
豊岡はコウノトリが生息している地域です。ですから「こうのゆ」。「コウノトリ米」が豊岡では有名で、美味しいですからこちらの方もどうぞ。露天もある鴻の湯の外湯もオススメですが、クルマの駐車場があるので人気です。
ロープウェイを使って大師山まで登ると、城崎温泉とその向こうを流れる円山川を一望できます。山はそこそこ急ですが歩いても登れます。登りはロープウェイで帰りは徒歩で降りてくるのをオススメします。汗をかいて降りてきたら、そう外湯にはいり、そして一杯です。
七つの外湯で注意が必要なのは営業時間とお休み
1.駅舎温泉「さとの湯」営業時間／13:00～21:00定休日／月曜日
2.泉源から地蔵が出た「地蔵湯」営業時間／7:00～23:00定休日／金曜日
3.開運招福のむかしからの「一の湯」営業時間／7:00～23:00定休日／水曜日
4.子授けの湯「柳湯」営業時間／15:00～23:00定休日／木曜日
5.露天風呂のあるコウノトリ温泉「鴻の湯」営業時間／7:00～23:00定休日／火曜日
6.一生一願の湯「まんだら湯」営業時間／15:00～23:00定休日／水曜日
7.後堀河天皇の姉君が入ったという美人の湯「御所の湯」営業時間／7:00～23:00定休日／木曜日
一の湯〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島４１５−１
城崎温泉観光協会
