福井といえば東尋坊
東尋坊といえば『火曜サスペンス』。「まて!早まるな!」「来ないで!これ以上近づいたら飛び降りるわよ!」そこに座り込み隠れる振りして事件が完了。笑い話で、みんなで楽しむ東尋坊。足はガクガクしますが😉
東尋坊をこれほどまでに有名にしたのは、たぶん?!『火曜サスペンス』というTV番組。岩崎宏美さんの「マドンナたちのララバイ」(1982年5月21日にリリース)もチョウ有名ですが。でもテレビをこの時期観れなかった私にとっては??なんですが。
殺人事件を追う刑事と犯人。これが1980年代の定番? なんでしょうね。そして事件が起こった場所が、東尋坊から犯人が人を突き落とすという設定です。でもこれを実際する人が出てきたりして、こうした海岸の崖から人を突き落として、、それを使った尼崎の保険金詐欺までありましたね、「バンザイクリフから飛び降りろ」と。養子縁組した人を脅し、かけていた保険金を受け取るという。「団塊の世代文化」と今では言われていますね。
日本は4つの大陸プレートが寄りあった特異な場所
これだけ大規模なデイサイトの柱状節理は世界的に珍しく地質学的に大変貴重な場所です。福井県内でも屈指の観光名所で東尋坊、越前岬、鳥糞岩など切り立つ断崖が海にせり出し、大小の岩々が形作る絶景は、越前海岸を代表する絶好のドライブコースとなっています。近くには越前岬水仙ランドもあり、特に冬には、自然の造形美と越前海岸の自然の美しさをまざまざと見せつけられます。
日本海の荒波の浸食によってできた、高さ20メートルにもおよぶ断崖絶壁の景勝地「東尋坊」。海岸線に約1キロメートルに渡って広がる「輝石安山岩の柱状節理」は世界中に3ヶ所しかないといわれ、国の天然記念物に指定されています。迫力満点の全容は、高さ55メートルの東尋坊タワーや遊覧船からも眺めることができます。
なんで東尋坊? ネーミングが悪い
なになに坊というのは、そうお坊さんです。そしてそのお坊さんが建てたお寺さんをなになに坊とも呼びます。日本三大温泉地の一つの有馬温泉には○○坊という温泉旅館があります。これは今は有り馬せんが有馬瑞宝寺、その宿坊の名残りが、旅館の名前なんですね。
じゃぁ東尋坊は?というと福井県東部の山間エリアの奥越に僧兵を有して隆盛を極めていた平泉寺という寺がありました。僧兵の中には、極悪非道の振舞いで、近郷の百姓を大変苦しめていた者もおり、その旗頭であったといわれる悪いくそ坊主が「東尋坊」でした。
悪行絶えぬ東尋坊
戦国時代にはお寺というのは、とんでもなく領地を持ち、そして戦国武将と同じように権力をその地域で持っていたのです。その中には飛んでもなく悪い坊主もいたわけですから一般の人にとっては厄介な話し。それが「東尋坊」。東尋坊はあや姫という娘が好きでした。1182年4月に平泉寺の僧兵数十人が、ここ福井の断崖絶壁の海岸を訪れ酒盛りをしていたときに事件は起きました。東尋坊を泥酔させ、隙を見て絶壁の海へ突き落とした僧がいたのです。それが真柄覚念。彼もあや姫が好きだったのですね。こんな極悪非道な男にあや姫を取られるくらいならと、突き落とした事件。
そうか、まるで『火曜サスペンス』😅
その断崖絶壁が世界でも類をみない柱状節理のパワースポットなのですね。そしてついた名前が殺された悪坊主の東尋坊。個人的見解としてはあまりいい名前の付け方だとはおもいませんが。
夕日が放つ神秘的な緑の閃光!!
東尋坊ではグリーンフラッシュ現象も見られます。写真家は知っているんですが、太陽が沈む時に、緑色の光が出ることがあります。「緑閃光」が正式な名前で、大気が澄んでいることなど特別な条件の下でしか観測できないので遭遇率がとても低い、神秘的な現象です。ハワイなどでは「見た人に幸せが訪れる」と言い伝えがあります。ここ東尋坊でも年に数回見ることができると言われています。
東尋坊の周辺は温泉好きにはたまらない、良い温泉が湧いています。
東尋坊〒913-0064 福井県坂井市三国町安島