トトロの木だよ、キテレツ子どもを見守るクスノキ@岡山寄島町

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トトロの木だよ、子どもを見守るクスノキ@岡山寄島町

なぜかトトロの木クスノキが神社にはあるの

「トトロの木だよ」と子どもに言われたことがある楠。クスノキの木は精霊が宿る木とも言われ、厄除けの木としても有名です。そのクスノキがなぜだか神社の鳥居の横に立ってたりします。クスノキは本州の南の温暖な地域を好むので、それ以外の地域では大きくならないことも。東日本はスギ、カツラ、モチモチノキが神社に。西日本はクスノキ、ケヤキ、ナギが神木になったりするなぁと。木々は気候の好き嫌いが多い生物です。だから西と東では神木も違ってきます。

もともと日本では雷も神様でした。神様の雷さまが通る道というのもあります。ある特定の木々にも神が宿っていると思われています。単なる木ですが、それにも生命の力強さや何かしら敬意を託すだけのものがあると、ありがたさを信じているのが日本人なんですね。八百万の神とも揶揄されますが、偶像崇拝は悪でしょうか?

クスノキはクスリの木と言うことで、ショウノウの原料ですから、虫除けの意味からも植えられているとも言われています。またクスノキをむやみやたらと切り倒すと、災いが生じると言うことを言われる方もいらっしゃいます。

植木職人の方に「クスノキを切り倒した人の脚が悪くなった」という話を聴いたことがあります。その証拠に、本来なら倒すはずだった?のに切り倒されなかったクスノキが道の真ん中に立っているところがたくさんあります。

おいでよハマルよ。子どもを見守っている木

岡山でも大きなクスノキと呼ばれているのが安倉八幡/アクラハチマンの楠。岡山・倉敷の隣町です。160年前までは、この木の前がすぐ浜だったそうです。

私は何度か訪れたのですが、その時いつも子どもたちがその木の周辺で遊んでいるのです。あぁ木が子どもを見守ってるんダァと。瀬戸内海に面した静かな入り江の町ですが、おだやかな風が流れています。

御神木と呼ばれ、樹齢は650年、県下最大級の巨樹で目通り周囲5.26m、根元周り7.8m、高さ20m。

安倉八幡神社〒714-0101 岡山県浅口市寄島町3204
アクセスJR山陽本線「鴨方駅」「里庄駅」よりタクシーで約10分

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