全身全霊をとして海に突き出した薩摩の秀峰開聞岳@鹿児島指宿

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薩摩の秀峰開聞岳

九州最南端を鎮める名山開聞岳

薩摩半島から東シナ海に突き出している開聞岳。標高は924mとそんなに高い山ではないのですが、美しい円錐形のシルエットで薩摩富士とも呼ばれています。薩摩の秀峰開聞岳

錦江湾の入り口を見守るようにそびえ立つ秀峰なので、海門とも言われています。11万年前の阿多カルデラ火山の巨大噴火から、誕生した山です。4000年前から山として存在し、貞観16/874年に大噴火。山頂がすり鉢状の火口となりました。この貞観時代に九州は朝鮮半島の新羅の国が軍事侵攻しており、その後彼らがもたらした疫病によって日本は疲弊したのです。薩摩の秀峰開聞岳

開聞岳の北には国幣小社だった枚聞ヒラキキ神社が鎮座しています。貞観2/860年に、朝廷が開聞岳の噴火を鎮めようと位階を授けた『三代実録』に書いてあります。祀っているのは、おおひるのむちのみこと大日孁貴=天照大神と豊玉姫。ここは海彦山彦の伝説が残されています。薩摩の秀峰開聞岳

本来の名前はヒラキキダケ開聞岳

ヒラキキ岳は音読みでカイモン岳となり、さらに海門岳という別名で地域の方々から愛されている。この山には谷がない。完全な円錐形で、放射谷ができていない。登山道も螺旋状にできていて、こんなに珍しい山はありません。

薩摩半島の最南端に長崎鼻という岬があります。岬から西にのびる砂浜からみる開聞岳の姿が私はいちばんオススメします。この長崎鼻は別名「竜宮岬」とも言われています。それは浦島太郎が竜宮城へ旅だった浜がここだと言われているため。薩摩の秀峰開聞岳

開聞岳〒891-0603 鹿児島県指宿市開聞十町薩摩の秀峰開聞岳

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