冬には寒いところへ行くべき
日本の旅には温泉です。温泉には鉄分も豊富です、冷え症にはよく効くんです。私は鉄道マニアではなくて、クルマメーカーの販促の仕事をしていました。だからクルマにとっては、電車はある意味敵ですね。だけど、旅行は電車に限ります。バスもいいけどね。自分で運転してなんて、、
「宇奈月温泉はとっても良いよ」と富山出身の友だちが教えてくれて、子どもと行きました。ちょうどその頃『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』が上映中で、富山地方鉄道は人気でした。運転士の滝島徹(三浦友和さん)。35年間無事故無違反、仕事一筋の日々を過ごし59歳を迎えた彼は、定年を一カ月後に控えていた。
ある日妻の佐和子(余貴美子さん)が結婚を機に辞めた看護師の仕事を再開すると宣言する。そして物語ははじまる。
名前が実直、鉄道はこうでなくっちゃ
「富山地方鉄道」これが社名ですから、あぁいいなぁと鉄道がメインの会社なんだぁ。地方電車に乗ってると、ホントそこの地方色や景色に触れられて、これコレって微笑んでしまいます。板張りの駅舎、そしてそこに書かれてある広告。伝言板というのが、駅にはあり、そこにドラマがあった。
電車の中に荷物がありそれが赤十字の輸血用血液だったり。また地方紙や競馬新聞が積んであったりと。クルマには地方デザインはありません。東海地方だけの特別色ゴールドメタとかはあっても。しかし、電車にはある。車体にもありますよね、どこかで毎日見ていた顔だけど、まさか? そんなことも。
電車の中には関西人なら二階建て電車でお馴染みのお京阪が走ってる。ただし、富山地方鉄道はJRと同じ狭い線路幅1067mmなので、お京阪の標準軌道1435mmではなく、台車は違います。1067mmより狭いナロー電車なるものもあります。
「私はなぜだか病院に縁があるのよね」
私は仕事で『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』にでてらっしゃる余貴美子さんとインタビューでの面識があります。その時、なぜだか病院の待合室での雑談で「私はなぜだか病院に縁があるのよね。病気の妹がいて、病院来るたびにお医者さんとか看護師さんは大変な職業だなぁ、私にはとてもできないわぁ」とおっしゃっていました。映画の中とはいえ、看護師さんを演じてらっしゃるんですから、良いなぁ似合うなぁと。ほほえみながらステキな映画を観ました。
宇奈月温泉駅〒938-0282 富山県黒部市宇奈月温泉