寅さんの三作滝尾駅。昭和初期のまんまの懐かしさ溢れる木造駅舎『男はつらいよ 寅次郎紅の花』

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寅さんの三作滝尾駅

不思議なことを言う人

お墓まいりに行くのに山陰側を通って広島に行くと言うと、周りの人は「なんでわざわっざ遠回りするん」「アホちゃう」と言われる。そのたんびに、旅の楽しさを説明する。寅さんの三作滝尾駅

ある人は「時間の無駄だ」と、そんな人は旅なんてしてもくたびれるだけの人。ある人は「お金の無駄使い」と、でもねお墓まいりは青春18きっぷだからどこまでいっても二千円弱。乗り降り自由。「寅さんもこれ使ってたんだよね」と。青春18切符

目的地までただ墓まいりだけ、その方が私にとっては苦痛だけれど。人生って重い空気を、自分で明るくしてダマシだまし生きていかなくっちゃね。それにもう子どもの時から山陽線は乗り飽きている。今は高速バスという手もあるので、色々なルートをとれるのが気分転換でイイ。寅さんの三作滝尾駅

寅さんの駅に行こうと

子どもは渥美清さんの寅さんは知らない。でも映画は観てる。阪神淡路大震災のとき寅さんは長田にいた。そして渥美清さんの寅さんは第48作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』で「皆様、本当にご苦労様でした」と復興に懸命な長田の人たちへのねぎらいの言葉を残し、おわった。

震災の日1.17の慰霊行事が長田で毎年行われている。その時には野口寅次郎さんが手弁当で参加してくださってる。1.17新長田駅前

ホントに渥美清さんそっくりで山田洋二監督公認の寅さん。葛飾柴又に住んでおられて、浅草演芸ホールや寅さんイベントに出演されている。タイトル写真の駅舎の寅さんは1.17で神戸で撮影させていただいた野口寅次郎さんを合成したもの。寅さんの1.17

「寅さんと共に日本中の駅を見てきましたが、美作滝尾駅ほど美しい駅はもう日本のどこにもありません。」

美作滝尾駅に展示されている山田洋次監督の手紙の文面↑。私たち親子がこの駅で降りようとした、後ろから十人以上の人が降りて来られてびっくりポン、しゅう。寅さんの三作滝尾駅

「奇麗な駅舎ですね」と関東弁で私たちに声をかけてくれた鉄道好きなどう観ても会社役員のようなおじさん。子どもが鉄道マニア、私は単に寅さんのファンで墓まいりの途中下車でと。そうすると「子どもさんをぜひここにも連れていってあげてください。」と四国の秘境の駅「坪尻駅」「下灘駅」などを教えていただいた。旅はホントにこんな出会いがおもしろい。寅さんの三作滝尾駅

美作滝尾駅〒708-1103 岡山県津山市堀坂寅さんの三作滝尾駅

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