ネーミングからして奇天烈!コスプレの元祖コスプレ人間将棋
将棋ファンなら、誰しも将棋にまつわる土地に行ってみたいとおもう。親子で将棋好きなもので、倉敷の大山康晴名人の記念館に行ったり、もちろん将棋会館にも。そしてなんといっても将棋には欠かせない駒の産地・天童に行ってみたいと。ちょうどJALのマイレージも貯まったことだし、とタダで天童まで飛んでった。
山形県天童市は将棋だけでなく、温泉があってサクランボにラフランスと果物栽培でも有名。美味しいもの食べて、将棋の駒みてと。でもどうせなら、と。「こりゃ!凄い」は、なんと言っても【人間将棋】。舞鶴山山頂4月下旬の桜咲くお花見シーズンに、なんと人間が駒に扮してのプロ棋士による将棋対決。しかもそれぞれがコスプレときてるから、観ていて楽しい。
元祖、本家コスプレゲームを考えた人すごいよなぁ
人間将棋の歴史は古く昭和31年から毎年続く、天童の春を彩る祭り。ということは半世紀以上対戦は続いているわけだ。舞鶴山を舞台に、甲冑や着物姿に身を包んだ武士や腰元たちが将棋の駒に変身。将棋の勝負というよりも、なんだか観ててほのぼのとなぜかする。それはまわりの桜の花が咲く風景とあいまってのことか。人間将棋だけでなく、女流棋士さんが100人指し、将棋の女王コンテスト、花祭りお稚児さん行列とイベントも盛り沢山だった。
まわりは二千本を超す桜の名所。この時季満開で花を添えている。お花見をするにもいいところだ、もちろん縁日屋台も数多く出ている。もちろんおみあげは本場で買った将棋の駒。将棋の駒は、漢字が好きな外国人にもうけていたのが面白い。
今では天童生まれの電王手桜将/でんおうておうしょうが参戦!
いたる所で将棋盤で指している。そこに2014年からロボットが参戦。株式会社デンソー開発の将棋代指しロボット「電王手」。ネット将棋とは違う、やはり臨場感がすごい。
将棋好きなら、いやゲーム好きなら一度は訪れたいコスプレの元祖人間将棋を観て、そして自分で指す、これだね。@山形天童市舞鶴山山頂
舞鶴山山頂〒994-0000 山形県天童市大字天童
JR[山形線・山形新幹線]天童駅から徒歩20分、シャトルバスもあります。山形空港より車で約15分