645無事故の世作り大化の改新、ターニグポイント@奈良談山神社のもみじ恋の道

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談山神社 奈良県桜井市

縁結びのパワースポット

奈良の紅葉の穴場・談山。日本の国家としての大変革の「大化の改新」が成功した場所であり超パワースポット。お山にかこまれたお寺さんで好い所。いつかはその風景もなくなる、そんなことは都市では当たり前で、路をあるいていて「あれっここなにがあったっけ」なんてよくある話。写真を撮っている人たちの間では『もう自然写真・ネイチャーフォトと呼ばれるものは穫り尽くされた』と言う頭の堅い人も居ますが、今年も紅葉撮るぞぉ〜と。

一方ではドローンをはじめ機器はどんどん進化して、おもしろいアングルでも撮れる。それに震災を経験した身としては、明日この光景が広範囲の規模でなくなることも体験として解っている。だからどうにか写真にだけでも、残しておきたいとおもうのが人間の感性でもある。大化の改新などもクーデターだから、当時としては様相は大きく変化した? それにここは、はじめはお寺さんだったのに、神社に変身。

ここは恋の運気アップに

参道が【恋の道】と呼ばれています。古来より縁結び信仰があり、縁結びの神として祀られている鏡女王(かがみのおおきみ)は、万葉の歌人・額田王(ぬかたのおおきみ)の姉であり、情熱的な恋の歌を残した歌人です。鏡女王は、藤原鎌足の妻であり、不比等の生母と伝えられています。女性として幸せな一生を送ったことから、いつしか恋神社と。

結ばれる「むすびの岩座(いわくら)」というパワーストーンもぜひ。談山神社 奈良県桜井市

かくばかりへがたくみえる世の中に うらやましくも すめる月かな

これはこれは多武峯少将・藤原高光のうた。

紅葉ひとつとってみても、お庭にさく紅葉と、山の紅葉とは木の種類も違う、また紅葉する色も違う。日本ではとくに赤くなる葉が多いので、そうした紅葉が少ないヨーロッパの国々の方には人気が高い。紅の紅葉で印象的だったのは、奈良の紅葉。関西ではどうしても京都のお庭の紅葉が人気が高いのだが、奈良はそういう意味では穴場的存在。

東大寺、春日大社周辺はイチョウの黄色がステキだし、楓の多い地区もある。山登りができる方には東大台、西大台と呼ばれる「大台ケ原」などの山々が待っている。そんななかでも山ん中でありながら、バスなどの便もあり、そして神社、といっても元はお寺さんだった「談山神社はチョウおすすめスポット」です。

談合ってかたらいやま

誰でも知ってる「大化の改新」。その計画を練った場所が多武峯妙楽寺! 中臣鎌足と中大兄皇子が、大化元/645年5月にこの山深い多武峰で談合をした。それで後に「談い山(かたらいやま)」「談所ヶ森」と呼ばれたことで、【談山】たんざんという地名がつきました。

「三国の調の儀式」蘇我倉山田の石川麻呂が上表文を読み上げている間に、蘇我入鹿を暗殺するという計画が乙巳の変です。しかし、暗殺者がビビって怖気付いてしまった。その時、歴史は動いたのです。中大兄皇子が蘇我入鹿に切りつけ、皇子の家来がそのあと切りつけて「大改革・大化の改新」が生まれるのです。

「十三の塔があるのになんで神社なん?」と子どもをはじめて連れて行った時に聴かれた。神仏分離政策で、こうしたお寺+神社形式がどちらかの名前で言われるようになった。しかしここは元は寺院であり、多武峯妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)といった。

享禄5年(1532年)再建、重要文化財にもなっている十三重塔は近年も台風で破壊されるということがあったが、今では改修されてキレイなお姿になっている。ここの紅葉は遅めで、12月中旬まで紅葉祭りがありにぎわう。また11月3日 蹴鞠(けまり)祭、11月17日 例大祭が執り行われ南都楽所によって本殿石の間で舞楽が奉納される。談山神社 奈良県桜井市

談山神社 奈良県桜井市多武峰319
主祭神/中臣鎌足公 創建/天武天皇7年(678年)

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