鉄道好きな子どもに乗せるのにいい電車
宍道湖に泊まって松江城を観て、そして出雲大社。そしてお墓まいりに子どもと何度か旅しました。宍道湖を観ながら温泉が入れる「松江しんじ湖温泉 ニューアーバンホテル本館・別館」が安くてオススメ。夏場は宍道湖であがる花火も観ることができます。
翌朝近くの一畑電車「松江しんじ湖温泉」駅から、一畑電車に。宍道湖の北側を電車は湖に沿って走ります。景色がいいのです。「あなたたちは関西から」と関西弁でしゃべっている私たち親子に「南海電車の社員です」という方が喋りかけて来てくださり「この電車、元は南海電車で走っていたんです、それを私は運転してました」と。その方は電車に揺られながら「この揺れがのどかでイィんですよね」と。
![一畑電車の運転士になる](https://i0.wp.com/xn--sckaa.com/wp-content/uploads/2020/06/07bataden303.jpg?resize=863%2C339&ssl=1)
一畑電車で献血輸送
旅の醍醐味はこうした思いもかけない出会いというものんです。そして私たちの知らないこと、世界を垣間見る、いいんだなぁ。
どこか懐かしい感覚におちいる電車の旅
旅電車といえば、ここをオススメしたいほど、良い風景です。そして訪れるべき場所も数多くあります。「出雲大社前」駅まではちょうど1時間かかります、¥820-。途中「川跡かわと」駅で乗り換えをします。
最近新造車両が2016年に導入されて古い電車は見れなくなりましたが。元東急電鉄、元京王電鉄の電車はまだ走っています。きっと東急電鉄、京王電鉄の社員のかたが、自分が運転していた電車と足を運ぶんだろうなぁ、あの南海電車のおっちゃんとおんなじように。
![一畑電車の運転士になる](https://i0.wp.com/xn--sckaa.com/wp-content/uploads/2020/06/05BATADEN414.jpg?resize=920%2C362&ssl=1)
1998年(平成10年)に入線した、元京王電鉄5000系の車両
一畑電車の運転士になる
別名バタデンは、映画でも有名になりました。自分の子供の頃の夢だった「一畑電車の運転士になる」49歳で電車の運転士になった男の物語。『RAILWAYS』中井貴一さん演じる主人公と肘の故障でプロ野球入りの夢を絶たれた青年・宮田。順風満帆そのものだったエリートサラリーマン主人公・筒井肇。ある日、故郷・島根に住む肇の母が倒れたという一報が。さらに親しかった会社の同期が自動車事故で亡くなった。
久々に帰郷した肇は、家庭を顧みてこなかったこれまでの人生、そして今後の人生について考えた。そして自分の子供の頃の夢だった「一畑電車の運転士になる」ことを実現すべく会社を退職し、一畑電車に中途入社することに。ひと昔前までは自分の好きなことを仕事にすることに抵抗感があった時代、そんな時代もあったねと。
![一畑電車の運転士になる](https://i0.wp.com/xn--sckaa.com/wp-content/uploads/2020/06/04BATADEN341.jpg?resize=872%2C342&ssl=1)
雲州平田駅構内のデハニ53号車
そこに介在するのがデハニ50形という古い電車。この電車は現在52号車が出雲大社駅で一般公開展示、53号車は雲州平田駅構内で体験運転用の車両にと、第2の人生を送っています。
「松江しんじ湖温泉」駅〒690-0874 島根県松江市中原町土手町
![一畑電車の運転士になる](https://i0.wp.com/xn--sckaa.com/wp-content/uploads/2020/06/06bataden272.jpg?resize=920%2C362&ssl=1)
宍道湖の夕映え