岩の柱が海中に大小40本もそそり立つキテレツ不思議な姿。吉野熊野国立公園橋杭岩@和歌山串本町

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吉野熊野国立公園橋杭岩@和歌山串本町橋杭岩

お行儀よく並ぶ岩の柱、実はマグマの塊

約900mにわたり、幅約15mの橋脚のような岩塔(橋杭)が直線状に並んでいる和歌山串本町の橋杭岩。約1500万年前~1400万年前に地下から上昇したマグマが、泥岩に貫入した岩脈です。波によって泥岩は浸食されるものの、硬い岩脈は取り残され、現在の形になったと言われています。

ここが面白いのは干潮になると岩にたどり着けたりする不思議。カニが沢山いる。これがもう子ども大喜び。吉野熊野国立公園橋杭岩@和歌山串本町橋杭岩

今では国立公園なんてあんまりありがたみがないんですが、というか言いませんよね。ここは国立公園です、国定公園ですなんて。まぁここは吉野熊野国立公園、めっちゃ範囲広すぎ、紀伊半島半分じゃん。そレデ名勝天然記念物。吉野熊野国立公園橋杭岩@和歌山串本町橋杭岩

一昔前までは、それでみんなありがたがっていた。時代の流れで、今では世界遺産。グローバル時代が終わりつつある今はもうそれも霞んできましたが。それにお金で指定さレル世界遺産なんてねぇ、、金儲けじゃん、ユネスコの。そんなもんです、肩書きタイトルなんて。吉野熊野国立公園橋杭岩@和歌山串本町橋杭岩

それでも日本一の奇岩ですから一度は見たい、個人的見解です🤣

私は熊野へ関西から仕事で通っていた時期があり、ちょうどこの橋杭岩で休憩していました。当時はまだ「道の駅」はありませんでしたが、岩の横におみやげ物屋さん、そこには和歌山名物のサンマ、みかん、ウツボの皮が私のお土産購入の三品。

今では道の駅「くしもと橋杭岩」が併設されており、お食事やおみやげ、トイレなど施設充実。30台は駐車できる広さ。吉野熊野国立公園橋杭岩@和歌山串本町橋杭岩

伝承はよく出来ているお話

吉野熊野国立公園橋杭岩@和歌山串本町橋杭岩

和歌山といえば秋刀魚

空海が天邪鬼(あまのじゃく)とここ串本と沖合の島まで一日で橋をかけることができるかどうかの賭けをしたそうです。あまのじゃくは仏教では人の煩悩の化身とも言われます。弘法大師がほとんど橋桁を海中に作り終えた。もうお分かりですよね、この橋杭岩のことですね。それを観ていた天あまのじゃくは、このままでは出来ないと言った自分が負けてしまう。

先ほど煩悩がアマの邪気と言いましたが、つまり人間は大変な事業を成さなければならない状態の時、どうせそんな大変な作業は出来ないと思いこませる、自分の心に。だから出来ないと言うんです。それが人間の弱さ。できると何でもやれば、できるようになっている、それが人間の強さ、それが言いたかったんですね。最初から出来ない理由をさがさない。私ならできると心に信じ込ませる。吉野熊野国立公園橋杭岩@和歌山串本町橋杭岩

あと橋桁の上に板を渡せば橋が出来上がる、その時天の邪鬼は鶏の鳴き真似をして朝だ! と弘法大師に勘違いさせた。それで作りかけでその場を去ったと。空海さんだって、騙されて最後のさいごで未完成、そんなこともあるんだから、あなたが出来なくたって。そう慰めてくれるのが橋杭岩。

和歌山県、三重県のキテレツ奇岩

1.熊野詣での熊野速玉大社の御神体であるゴトビキ岩。その男岩に対して女岩とされているのが

2.日本最古の神社とも呼ばれている花の窟

3.弘法大師空海の逸話で有名な岩の柱が海中に40本も突き出た橋杭岩。この三つはぜひ一度はご自身でご覧になって、パワーを感じてもらいた岩です。

橋杭岩/和歌山県串本町くじの川 1549-8

橋杭岩

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